家事や料理に関する多くの本を執筆し、コスメやキッチングッズ、ホームウェアのブランドを展開し、テレビに講演会に引っ張りだこ…大活躍のカリスマ主婦タレントは、果たして実生活でも同じようにパーフェクトな暮らしを営んでいるのであろうか。
このほどABCの人気料理番組『The Chew』にゲスト出演した、女優のグウィネス・パルトロウ(39)。ニューヨークにイタリアン・レストランを構える番組の有名シェフ、マリオ・バターリとは親友だそうだ。ホストやシェフがゲストを囲み、1分間にわたって矢継ぎ早に質問する“Celebrity Egg Timer”のコーナーに、パルトロウも嬉々として臨んだ。
シャワータイムにバッチリの曲は?と尋ねられると、パラ~、パラ~、と軽快に口ずさんで、夫クリス・マーティンのバンド「コールドプレイ」のヒット曲“Paradise”を挙げ、一緒にいて一番楽しい人は“亡くなった父よ”と回答。このあたりまでは微笑ましかった。だが、徐々に素の彼女が明らかになって行く。抜粋でお伝えしてみたい。
■ご主人のクリスが作ってくれたお料理の中で、一番おいしかったものは?
「うう~ん、何もないわ。」
■最もセクシーな気分になる時って?
「マリオ・バターリがクッキングするのを見ている時ね。」
■最近、二日酔いの経験は?
「あるわね。『第84回アカデミー賞授賞式』の後よ。」
■今日の朝食は?
「コーヒー。」
■あなたがメイクで大切にしている基本は何かしら?
「えっ、メイク? うーん、ブラシかしらねぇ。よく分からない。だって私メイクはあまり上手じゃないから。」
■ブログ『GOOP』をもしも違う名前に変えるとしたら?
「“SpoiledWhiteRichGirl.com”がいいわ。」
ふーむ、美容についてはかなりウルサイ印象があるのだが、今回はまるでシロウトのよう。また健康志向な暮らしぶりをニュースレター『GOOP』で強調しておきながら、朝食がコーヒー1杯だとは…。もっともお高い彼女の自虐ネタは悪くない。“甘チャンでリッチな白人の女の子”と自らを形容してしまうあたりは、正直でヨロシイではないか。
ただしパルトロウは、セレブ女優でありながらマルチ主婦タレントを自負しており、美容関連商品をあれこれプロデュースしては高額で販売している。そのビジネスを展開する上で、世の女性たちに「グウィネスを目指したい」という感想を抱かせることは何より大事だ。特に今回の彼女のインタビューを見守っていたのは、全米の料理好きな女性たち。マルチ主婦タレントとしてのカリスマ性をきちんとアピールできたのか、大変怪しいところである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)