AKBのお姉さん的グループ、SDN48の3月31日卒業を前に、テレビ番組で総合プロデューサーの秋元康が「何か考えたい」とのメッセージを送った。生みの親である秋元からの温情ある対応に、SDNメンバーも嬉し涙を流していた。
SDN48は3月31日のNHKホールでの公演で、メンバー全員の卒業が発表されている。そんな中でラストシングル「負け惜しみコングラチュレーション」は、グループ最高の初週売上を見せているのだ。
3月12日の音楽バラエティ番組『HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP』の中で、SDNメンバーに秋元康からのメッセージが手渡される様子が放送された。
代表して受け取ったキャプテンの野呂佳代は、そのメッセージが「卒業は卒業だが、SDN48を想う嘆願書がいっぱい来たので何か考えたいとは思う…」との内容だと分かり、驚いた様子で読み進めていった。
秋元康によるとレコード会社とも相談していく方向とのことで、SDN48を一旦卒業するがメンバーによる何らかの活動が提案されそうだ。
卒業後にも秋元康のプロデュースで活動できる可能性が出てきたことに、SDNメンバーは「えーっ!」と驚きの声を上げ、喜びのあまり涙を流していたのである。
野呂佳代からは「私達を応援してくれている人の顔や秋元さん、スタッフさんの顔が浮かんで今すごく嬉しい気持ちでいっぱい」と喜びを表した。また「それぞれいろいろな道がありますけど、これからも応援してくれる皆さんに感謝の気持ちを届けられるように精一杯頑張ります」と決意を語っていた。
また、この件について、放送終了後の3月13日に大堀恵がブログ『大堀恵の「受粉計画」』で心境を綴っている。彼女は「ファンの方々が嘆願書を作って、秋元先生に届けてくださったそうで。驚きました…涙がでました」と感激しており、「どんな形であれ、私達は全力で走るのみです!」と記していた。
秋元康は、すでにSDN48の浦野一美をAKBユニット『渡り廊下走り隊7』の新メンバーとして指名しており、今回の“何か考えたい”のひとつとも取れる。それを考えるとSDNメンバーがそろって新グループということでなく、それぞれにユニットやソロで活動するという形になるのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)