エンタがビタミン

writer : miyabi

【エンタがビタミン♪】「妄想の桜」「アメ1個だけ」恋は盲目!? ホワイトデーの仰天プレゼント。

たとえバレンタインデーの“義理チョコ”であっても、ホワイトデーに贈った男性からの“お返し”には期待している女性も多い。しかし恋をしている相手からのプレゼントなら、何であっても「うれしい!」と感激する女性もいるのだ。

3月14日放送の『水曜エンタ!笑う経済白書 THEピンキリSHOW』の“彼氏のビンボー演出に喜ぶ芸能人”で、一般女性から「こんなことで喜ぶなんてバカじゃないの!?」ランキング第1位に選ばれたのが、元バレーボール全日本代表の大林素子(44)だった。恋愛に夢中だった彼女には、なんと見えないものまで見えてしまったのである。

それは今から18年前、大林が26歳の頃である。当時付き合っていた彼は、東京在住の役者志望の男性であった。大林は大阪のチームに所属していたため遠距離恋愛だったのだが、彼から「今から東京に来ない?」と電話があれば、どんなに練習で疲れていても新幹線で会いに行ったという。翌日も朝から練習があるので、始発の新幹線で東京を発たなければならない。そのため彼の家には、わずか4時間くらいしか滞在できなかったのだ。そのようなハードな生活を毎週送っていた大林は、交際していた1年間の新幹線代が135万円ぐらいかかったそうである。

「寝なくても頑張ることができた。何なんでしょうね、ああいうパワーは。」と大林はその頃を振り返る。彼女の青春時代はひたすら、バレーボールだけに打ち込んでいたのだろう。そして20代半ばでやっと、大林は本当の恋愛に出会えたのだろうか。

当時は収入の少なかった彼から、ホワイトデーのお返しなど期待していなかった大林。しかしまだ肌寒い3月の夜、都内のデートスポットをふたりで歩いていると突然、彼が「今、俺達の周りにあるのは全部桜の木だよ。これが今日の俺からのホワイトデーのプレゼント!」と彼女に語りかけたという。

まだ、桜の蕾はふくらんでさえいないので、大林は戸惑ったそうだ。すると彼は「目をつぶってごらん。ほら見えてきたでしょ、満開の桜が。」この再現VTRを見ていたスタジオ内からは、失笑がもれてきた。しかし大林は真剣に「見えました」と、目を閉じるときれいに咲いた沢山の桜が目の前に広がったことを熱心に話す。すると「何言ってるの? コイツ」と身も蓋もないコメントを吐く、MCの東野幸治。ここまでくると、大林に同調する声は無かったのだ。

共演していた仁科仁美(27)は過去に、大好きな彼から飲食店のレジの横に置いてある無料のアメを、1個だけ「ホワイトデーのお返し」ともらったことがあるそうだ。それでも「涙が出るくらい嬉しかった。」と語る。そして「こんなにも私は彼が好きなんだ。なんて幸せなんだろう。」と、恋する自分を愛おしく思ったらしい。

恋をしている自分に酔ってしまう―そんな状態だったことが、大林に“満開の桜”を見せたのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)