サントリーのザ・プレミアム・モルツ新CMが3月1日から放送され、話題となっている。新CMのBGMには全篇でザ・ビートルズで知られる名曲“Hey Jude”が流れるが、本人達によるオリジナルではない。原曲を知る者には「いったい誰が歌っているのか?」と気になるところだが、CM画面には曲名のみが紹介されているのだ。
この新CMはSMAPの木村拓哉、香取慎吾が登場する「ビールの歴史篇」が人気となり、その後も「新プレモル誕生篇」で木村、香取が別バージョンで登場。矢沢永吉と竹内結子のバージョンも放映されている。
そんななか視聴者の間で話題になっているのが、CMに流れるザ・ビートルズの名曲“Hey Jude”である。いったい誰が歌っているのか? ネットでも「木村拓哉か香取慎吾が歌っているのでは?」、「斉藤和義じゃないか?」など憶測も飛び交っている。さっそくこの疑問を『サントリーお客様センター』へ尋ねたところ、迅速丁寧に回答を頂けた。
それによるとCMの“Hey Jude”は複数の歌手によるヴォーカルグループが歌っており、そのリーダーを務めるのが「ハリウッドのトップセッションシンガーのリック・ローガン」とのことである。
しかし、彼らが歌う同曲が収録された音源は発売されておらず、現在のところザ・プレミアム・モルツのCMでしか聞くことが出来ないようだ。リック・ローガンなる人物についてさらに調べてみたところ、ディズニーの作品でも歌っていることが分かった。確かにトップセッションシンガーである。
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンによる邦題『ミッキーのマジカル・クリスマス/雪の日のゆかいなパーティー』(原題:Mickey’s Magical Christmas: Snowed in at the House of Mouse)に、彼の名が歌手としてクレジットされている。また、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズによる『アラジン Aladdin』でも、歌手として参加していることが確認できたのだ。
日本ではリック・ローガンの名はあまりなじみが無いが、ディズニー作品で彼の歌声を耳にしている可能性は高い。これからはザ・プレミアム・モルツのCMが流れても、悩まずに“Hey Jude”を堪能できそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)