今月11日に48歳で急逝した、歌姫ホイットニー・ヒューストンが愛用したドレスや宝飾品などが、どうやら3月31日にビバリーヒルズで開催されるオークションで競売にかけられるようだ。
早すぎる突然の死からまだ10日間。遺族はまだしばらくは、故人との思い出に浸っていたいであろうと普通は考える。だが現実はかなりクール、ホイットニーの遺品の処分が始まった。あまりにも現金、あまりにも早過ぎはしないか。
だが競売人のダレン・ジュリアンさんは、最近の彼女にあった経済破たんの噂には触れず、「ホイットニーの死後、彼女の家族、友人、知人といった50人を超す人々から、その遺品でオークションを開催するよう勧められたからなんです。今時の人、特にホイットニー・ヒューストンのような有名人が亡くなったわけですから、オークションは当然でしょう」と淡々としている。
約15点の品がすでに『Julien’s Auctions』に出品されたとのこと。売値は所有時の30倍にも膨れ上がるのではないかとダレンさんは見込んでいる。そこには、あの大ヒット曲“I Will Always Love You”のミュージック・ビデオで着用したベルベット地の黒いドレス、そして映画『ボディガード』の撮影で使用されたイヤリングなども含まれているそうだ。
『Julien’s Auctions』は、エルヴィス・プレスリー、マリリン・モンロー、カート・コバーン、ジミ・ヘンドリックス、ジョージ・ハリスン、ジョン・レノン、マイケル・ジャクソン…本当に多くの有名な故人の遺品を扱って来た実績豊富な競売会社。ホイットニーの遺品の競売も恐らくは大成功となるのであろうが、何となく物悲しい気持ちになるのは記者だけであろうか。
詳しいことはこちらでご確認を。
http://www.juliensauctions.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)