人気番組『ロンドンハーツ』で放送された、お笑い芸人の男女15人がフィーリングカップル風に相手を選ぶ企画“ラブマゲドン”で過去に例が無いような大波乱が起きた。お互いに駆け引きを見せながらカップルが成立していく中で、最後に残った有吉弘行と吉村崇(平成ノブシコブシ)に予想も出来ない展開が待っていたのである。
保護者が選ぶ“子どもに見せたくない”番組として毎回名前が挙がる『ロンドンハーツ』だが、2月21日に放送された“ラブマゲドン”などは特に不評となりそうな内容だ。
男女の芸人が「もしも地球上にこの男女15人しかいなかったら、子孫を残すためにアナタは誰と関係を持ちますか?」という設定で相手を選ぶのだが、特に男性陣は早くカップルを成立させて抜けたいのが本音なのである。
“自分のお気に入りの女性”を選ぶというよりも“こいつなら俺を選んでいそうだ”と予想しつつ相手を指名するのだが、駆け引きするその不誠実な姿はやはり“子どもには見せたくない”と思うのが親心だろう。
一方でバラエティと割り切って大人が見るには、『芸人のトークの返し方や時おり見せる素顔』がこれほど楽しめる番組は少ない。人気番組として寿命が長いのもうなずけるのだ。
この日は最後の最後に、そんな芸人達のアドリブと思える見せ場があった。最終ステージに残ったのが男性は有吉弘行、吉村崇(平成ノブシコブシ)で女性はバービー(フォーリンラブ)となった。
有吉は最初から“とにかく抜けたい”と選ぶ相手の女性をコロコロと変えた結果、最後まで残ってしまった。ここは、最後のひとりに残らぬ為にもなんとしても吉村には勝ちたいところだ。一方の吉村も破天荒でプレイボーイというイメージを保つ為にも、有吉との対決に勝ちたい。
結果はバービーが吉村を選び、彼は両手を突き上げて勝利の雄たけびを上げるとバービーと勝者のシートへと向かったのである。一人だけ残って敗者となった有吉は、イスを次々と倒しながら呆然と歩き回っていた。
ところが、開き直った有吉はバービーに対して「本当に吉村のことが好きなのか?」と問い詰めて、「好きならばそこでキスしろよ!」とムチャ振りしたのである。
躊躇するバービーに有吉が「俺への復讐で吉村を選んだろう! 本当にそいつが好きだったらキスして見せろ!」と畳み掛けると、なんとバービーが「(吉村を)好きじゃない!」と本心を明かしてしまったのだ。
思わぬ展開に今度は有吉が目を丸くして驚いてしまったのである。するとザキヤマこと山崎弘也(アンタッチャブル)が有吉に向かって「だから、俺達が読んできた教科書どおりじゃないんだよ! バービーは!」と警告したのである。
結末はバービーと有吉弘行がハグしながらキスを繰り返して複雑なハッピーエンドとなったのだ。今年も“子どもに見せたくない”番組のランキング候補となることは間違いないだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)