おしどり夫婦として知られていた歌手シール(49)と妻のハイディ・クルム(38)が別居することを発表したのは1月のこと。あまりにも突然の発表にメディアやファンも騒然となったが、夫婦関係が事実上破綻したことについて語ろうとしないハイディとは違い、シールは人気トーク番組などでハイディに対する未練をにじませるなどし、アレコレ語ってきた。そんな自身の行動について、シールはオーストラリアのラジオ番組で弁明してみせた。
別離を発表した直後にもかかわらず、米人気トーク番組『エレン・デジェネレス・ショー』に出演するなどしてアレコレ喋ってきた歌手シールに対し、メディアとファンの反応は実に様々であった。黙して語ろうとしない妻ハイディ・クルムを支持する声のほうが多いようではあったが、シールにはシールなりの確固たる理由があって“沈黙を選ばなかった”のだという。彼は現在オーストラリア版『The Voice』の仕事のため、また『Soul 2』ツアーを行うためにオーストラリアに滞在しているのだが、そこで人気のラジオ番組に出演し心境を以下のように語っている。
「俺達の結婚生活はかなりの部分を公にしてきただろう? 新たに結婚の誓いを述べ合う式をしたりとか色々やっちゃうと、みんなが望む理想的な関係なんだって思われてしまう。だけど結婚生活がダメになってしまったからといって、いきなりダンマリ状態になんてなれないだろ?」
「妻が(離婚報道について)何も語らないと決めたことは尊重するさ。でも俺について言えば、みんなが理想とばかり思っていた関係がなぜ想像と違っていたのかについて、ちょっとくらいは説明しなくちゃと思ったんだよ。」
また別離が報じられた直後に人気トーク番組に出た件については、それらに出演することはハイディとの結婚生活がダメになってしまう何か月も前から決まっていたという。出演を決めていた理由はニューアルバムのリリースに合わせてのプロモーションだったといい、シールは「“別れることになったから番組に出るよ”って流れではなかった。」と説明している。そして、破局してからもやはり最優先にしているのは家族のこと。
「妻も含め、家族の幸せを守るために最善は尽くしているよ。」
シールはそうとも語る。
元彼女に「あいつは怒りを抑えられない男なの。」などとも暴露されてしまったシールであるが、離婚報道後の言動は彼なりの考えがあったとみて間違いないようだ。最近ではついに夫婦揃って結婚指輪を外したと言われるだけに復縁は極めて難しそうな気配だが、夫婦はもちろんのこと家族のそれぞれが納得行く形で決着することを願いたい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)