エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「“たかみな”が好き」。直木賞受賞した葉室麟さんがAKB48の姿に涙した理由を明かす。

第146回直木賞を受賞した「蜩ノ記」の作家、葉室麟さん(60)が、テレビ番組のインタビューの中でAKB48について語った。直木賞作家が語るAKBの魅力は、やはり文学的な表現となっていた。

1月17日に芥川・直木賞が決定して「共喰(ともぐ)い」で芥川賞を受賞した田中慎弥さん(39)が、特徴ある発言で何かと話題となった。「蜩(ひぐらし)ノ記」が直木賞に決まった、葉室麟さんはその田中さんと同じ5度目の候補での受賞だったのだ。

受賞が決まった葉室さんは、年明けにテレビ番組でAKB48の特集を見たことを話している。「彼女達も6年かかったのか」と、AKB48がデビューして6年目にレコード大賞を受賞したことを自らに重ね合わせたのだ。

今回5度目の候補で受賞して6年目とはならずホッとした葉室さんにインタビューした内容を、1月28日にテレビ番組『王様のブランチ』が放送した。

葉室さんは前述のAKB48の姿を見た際に、「涙を流した」と明かす。「AKBの中では誰がお好きですか?」と尋ねられると、少し考えた後に「“たかみな”ですね」と答えたのだ。高橋みなみを“たかみな”と呼ぶあたりは、AKB48ファンと言って良いだろう。

「“たかみな”のどういうところが良いのですか?」と問われた葉室さんは、「頑張っているじゃないですか」と答えると「自分で何かを成し遂げようと思って生きている女性は美しい」と小説の一節のような言い回しで表現したのである。

還暦を迎えた葉室麟さんの目にもAKB48が全力で頑張る姿は美しく映り、感動を与えるのだ。そして、直木賞を取るエネルギーもそうした感性から生まれるのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)