萩本欽一がテレビ番組で、デビュー前のSMAPのメンバーとの秘話を語った。あるメンバーに天性のスター性を感じたという欽ちゃんは、ジャニーズ事務所の社長であるジャニー喜多川氏にそのことを伝えたという。欽ちゃんにそこまでの才能を認められたメンバーとは?
デビュー20周年を迎えた今でも、確固たるアイドルの地位を築いているSMAP。そんなSMAPのデビュー前の秘話を萩本欽一が『中居正広の怪しい噂の集まる図書館』(テレビ朝日系)の中で披露した。
昔、欽ちゃんの番組のオーディションをSMAPのメンバーが受けに行った時のことである。ある質問に対する木村拓哉の答えを聞いた時に、欽ちゃんは「この子は将来スターになる」と思ったそうだ。それは、「好きな食べ物は何?」というごく普通の質問であった。この質問に対して木村は「お母さんが作ったおいなりさん」と答えたのだ。欽ちゃんによると「あの年代の子はパスタとか言うのに、顔とは似合わないおいなりさんという答えが良い。しかもお母さんが作ったというのが良い」と絶賛していた。木村のスター性を見抜いた欽ちゃんは、「木村は絶対に将来スターになるから、バラエティではなくアイドルとして成功させた方が良い」と言ってジャニーさんに返したようだ。この時のことを木村は以前ある番組で、「欽ちゃんに“おいなりくん”と命名されたのが嫌でレッスンに行かなくなった」と語っていた。
さらに、草なぎ剛はこのオーディションで「好きな色は?」と訊かれ、「澄んだ空の色」と答えたそうである。これに対しても欽ちゃんは「普通は白とか答えそうなものなのに“澄んだ空の色”と答えるのはやはりスター性がある」と評していた。
まだSMAPとしてデビューも決まっていない木村と草なぎに、スター性を見出した欽ちゃん。これまでも自身の番組から柳葉敏郎や、小堺一機、関根勤などたくさんのスターを育ててきた。だが、“好きな食べ物”や“好きな色”を訊いただけでスターの素質を見抜くとは、その眼力には脱帽である。
(TechinsightJapan編集部 瑛里)