イタすぎるセレブ達

writer : kohara

【イタすぎるセレブ達】歌手エルトン・ジョンが著書を出版へ。エイズで亡くした友人らとの思い綴る。

歌手エルトン・ジョン(64)が、間もなく著書を出版するという。そのタイトルは『Love is the Cure: Ending the Global AIDS Epidemic(原題)』。エイズが流行した時期の実体験や、友人たちを亡くした苦しみを詳細に記す予定とのことだ。

エルトン・ジョンの友人でもあったフレディ・マーキュリー(享年45)が、HIV感染合併症により逝去したのは1991年のこと。その後エルトンは1992年に『エルトン・ジョン エイズ財団(Elton John AIDS Foundation)』を設立した。精力的に活動を続けており、著書『Love is the Cure: Ending the Global AIDS Epidemic』の出版に伴い生じる利益も財団で使用することになるという。患者支援やHIV予防教育の充実などを目的とする財団には個人での寄付も可能となっており、多くの人々がその活動に賛同している。

エルトンは「(エイズは)奇跡のワクチンで治療する病気ではありません。この病気は、気持ちの持ち方を変えることでキュアしなくてはならないのです。」と述べ「どうして我々はもっと多くのことをしないのでしょう。僕はずっとそう考えてきました。この本を書くことでその質問に答えたい。そして変化をもたらしたいと願っています。」とも加えている。

著書の出版は今年の7月。同時にオーディオブックも発売になるといい、ナレーションはエルトン本人が行うことが決定しているそうだ。

自身の人生を描く映画が制作に向けて動くなど、すでに60代とはいえエルトンの勢いは止まらない。この本のヒットもまず間違いあるまい。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)