AKB48の冠番組『なるほどハイスクール』に出演したおネエ軍団のひとり、ハムナプトラ田中が結婚していることを明かした。彼には奥さんと6人の子供がいるのだ。その家族がスタジオに登場したところ、AKBメンバーからは驚きの歓声が沸いたのである。
『なるほどハイスクール』のスペシャル番組で企画される“おネエ48 vs AKB48”では毎回、様々なカラーのおネエが登場して認識を改めさせられる。メディアでよく目にするはるな愛やミッツ・マングローブ、楽しんごから高島屋の元主任デザイナー矢島タケシもいれば、肉乃小路ニクヨまで対極的な個性がそろう。
そんな中1月19日の放送で、最も驚かされたのがハムナプトラ田中だった。彼はスキンヘッドで一見、ワイルドな男性だがおネエなのである。それだけではよくある話だが、実は結婚しており家族もいるというのだ。
その家族のみなさんが登場するとAKBメンバーも目を丸くして驚いた。奥さんの喜久美さんはいたって普通の女性である。さらに長女朝子さん、長男建太朗さん、次女晴子さん、次男靖也さん、三女盟子さん、四女励実さんが揃うと「めちゃ可愛い!」、「イケメン!」とAKBも大騒ぎしていた。
特に次女晴子さんは16歳で制服を着ていたこともあり、MCのロンブー淳から「AKBにいてもおかしくないよね」と絶賛されたほどだ。
その晴子さんによると、お父さんがスカートをはいて仕事から帰ってくることは小さな頃から見ていたので普通だという。しかし「学校の授業参観に変わった服装で来るので目立つ」ことは気になるそうだ。また『お前のお父さん、おネエだよな』とクラスで“いじられる”こともあると明かした。
いったい、奥さんはなぜおネエと結婚したのか。彼女がショーパブでハムナプトラを見たのは彼が33歳の時だった。「顔がタイプで結婚を決めたが、営業的にオカマをしているだけで、本当に男が好きだとは思わなかった」と当時を語る。
当のハムナプトラは結婚した理由を「男が好きだったけど、ちょっと反抗して女に行って…」と説明したが、AKBメンバーはポカンとした顔をしておりその気持ちを理解することはできなかったようだ。彼は「今でも男に目が行くが、奥さんや子供が大事だから」と話しており、おネエとしての感情と家族への愛情は別のものらしい。
奥さんも仕事をしている為、料理はハムナプトラが作ることが多いそうだ。四女の励実さんがお父さんの作る「シチューが好き」だと嬉しそうに話すと、スタジオにも幸せな家族の雰囲気が伝わった。
AKB秋元才加による「結婚について考えたりしないの?」という質問からハムナプトラが紹介されたのだが、おネエの生き方のひとつのパターンがここに示されたのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)