『アメリカン・アイドル』が生んだ大変個性的なシンガー、アダム・ランバート（29）は今、ボーイフレンドと共にフィンランドで休暇を楽しんでいる。だが22日、2人はあるゲイ・バーで殴り合いの大喧嘩をし、警察に逮捕されてしまった。

すでにゲイをカミングアウトしているランバート。彼のボーイフレンドは、07年のフィンランド版『Big Brother』に出演して人気となったサウリ・コスキネン（26）で、交際は1年を経たところである。このホリデイをサウリの出身地で共に過ごしている2人だが、22日午前4時頃、ヘルシンキ郊外の地元では有名なゲイ・バー “Don’t Tell Mama”で事件は起きた。

お酒を飲み過ぎて痴話喧嘩を始めたランバートとサウリ。それが激化し、店から放り出されるとそこで殴り合いとなり、周囲の制止には耳を貸さず、その場にいた元ミス・ヘルシンキのソフィア・ルーシラさんまで、とばっちりで殴られてしまう始末。ついに警察が駆けつけて2人を逮捕し、数時間にわたる取り調べと厳重な注意をした上で身柄を釈放した。今後、何らかの罪状により現地での出廷を命じられる可能性もある。

奇しくも22日は、ランバートのニューシングル『Better Than I Know Myself』が発売となる日であった。前にも増して歌い方は男っぽくなり、躍動感のある美しいメロディで大ヒットは間違いないだけに、泥酔暴力事件でイメージを汚してしまったことは悔やまれる。

サウリはこの事件について、後ほどブログで “有名人だって生身の人間なんだ。世間の注目を浴びる身はイージーじゃない。愛だって同じようにイージーには行かないことが多い。でも愛は永遠のもの。（取り調べを受けている間に）酔いはすっかり醒めたよ” と綴り、事件を反省している様子だ。

お酒での失敗が続いた俳優シャイア・ラブーフも人々の信頼を失っており、悪いイメージの払拭に苦しんでいると言われている。酔いで人間が豹変して暴力的になる人は、あらゆる失敗を避けるために、とにかくお酒はほどほどにするべき。飲む相手がそういうタイプである場合も注意が必要だ。まだ若いうちに身をもって失敗とその情けなさを学んだら、是非とも後の人生に活かして頂きたいものである。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）