酷使が続き、ダメージを受けた声帯の手術を受けていた歌姫アデル(23)。彼女が闘病中に頼っていたあるもの。それがスマートフォンの “神アプリ” であったことを、英大衆紙「Sun」が伝えている。
10月上旬に声帯出血が確認され、北米ツアーを全面的にキャンセル。しかし喉を休めても症状は軽快せず、続くイギリスの6公演のキャンセルと年内の活動休止を発表したアデル。先月7日、彼女は米マサチューセッツ州ボストンの病院で、その道の権威であるスティーヴン・ザイテルス医師の執刀により声帯の手術を受けていたが、ついにこのほどブログで近況を報告してくれた。
“全て皆さんのプラス思考による励ましのお陰だわ。本当にありがとう! 症状も良くなっているし、私はとても元気でスーパー・ハッピー。気持ちもリラックスしているし、前向きに頑張っているわ。”
“手術は成功したんだけれど、お医者さまから全てにおいて「合格」が出るまで、もうちょっとだけゆっくりさせてもらうわね。”
そんな彼女の闘病生活を助けているのが、スマホにダウンロードした合成音声アプリ。テキストを入力したり、定型文を指定したりすることにより、代わりにその文章を喋ってくれるという “神アプリ” である。遊び心を刺激されるという人もあり、日本でもジワジワと人気を呼んでいるそうだ。
彼女がそのアプリを大変頼りにして来たことについて、情報提供者は同紙に「紙に書いて見せる筆談という手もあるんでしょうが、コミュニケーションを図るという点では、それよりはるかにスムーズ、かつ確かに意図が相手に通じるそうですよ」と語っている。
確かに筆談では、早く内容を伝えようとすればおのずと文字も荒くなり、相手も文字の流し読みでは大事な情報を見落とすことがある。だが真剣に向き合っていれば、耳に言葉として入った情報を「聞き逃す」ということはほとんどない。両方をうまく組み合わせれば怖いものナシであろう。
開発者はユーザーに、様々なシチュエーションで役立ててもらいたいとしてそのアプリを作成したと思うが、まずは世界の人気歌姫のアデルの闘病生活のお役に立てたようだ。これは鼻高々であろう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)