サンタモニカで先月30日、まるでフツーのママになっている女優ナタリー・ポートマンの姿がキャッチされた。
その日、ポートマンの姿はサンタモニカのあるビルの駐車場にあった。バレエダンサーで『ブラック・スワン』では振付を担当した夫ベンジャミン・ミルピエ氏に伴われ、今年6月に誕生した息子アレフ君をそのビルに入っている小児科に連れていくことが目的のようだ。ミルピエ氏が一緒だから「ナタリー・ポートマンだ!」と分かるようなものの、サングラスをしていることもあり、独りで歩いていたら恐らくは誰も彼女に気付くまい。
今年2月28日のこと、『ブラック・スワン』によりアカデミー主演女優賞に輝いたその翌日だというのに、あまりにもフツーの格好でハリウッドの街を歩いていたポートマン。ハリウッド一の才色兼備と呼ばれる彼女は、常に「足が地に着いている」人間でもあり、女優業とプライベート・ライフをきちんと分け、オフのくつろぎを大切にしていることが良く分かる。
仕事への激しい情熱や出世欲をむき出しにすることをしなかったポートマンだが、案の定、女優としての “旬” を迎えたところで妊娠、出産となり、そして現在は育児に専念している。ハリウッドもファンも彼女の復帰をひたすら待っているが、まだ新作映画にクレジットされている様子は見られない。とにかく彼女は最新の「主演女優賞」のオスカー像を握りしめた女優である。納得の行く最高のスクリプトと監督、そしてギャラが用意されなければ、簡単には首を縦に振らないようにも思われる。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)