女優の佐藤江梨子が、テレビ番組で亡くなった友人の霊を身近に感じた体験を明かした。その不思議な現象を語る彼女の目は涙で潤んでいたのだ。
ドラマ『ここが噂のエル・パラシオ』(テレビ東京)では女子プロレス団体のボス役を演じる佐藤江梨子だが、意外にも素顔は怖がりなのだ。12月9日に放送された『ライオンのごきげんよう』に出演した彼女は、自分の影にも驚くことがあると明かした。最近は、節電対策により街中でも暗がりが増えたためにビクビクすることが多いそうだ。
だが、そんな佐藤江梨子が語った霊体験は、怖いどころか感動さえ覚えるものだったのだ。今年30歳となる彼女だが「若い人が亡くなることが信じられない年齢だった」と話したので20代のことだろうか。
彼女の親しかった友人が亡くなったのだ。その後間もない頃、自宅のCDが「キューン」と言ったきり音が出なくなったり、やがて急に音が出だしたりしたという。故障とは違った感じであり、彼女は無くなった友人が来ていると直感した。
怖がりの佐藤江梨子だが、この時は「なんだか嬉しかった」と話した。そして彼女は『ロウソクの火をつけるとやって来る』という話を思い出して、火をつけてみたのだ。
「ロウソクの火が“ボボボボッ”ってなって、ハートの形になったんです」と話す佐藤江梨子の目は、すでに涙が溢れそうだった。彼女は友人の話を始めたときから目を潤ませながら話し続けていたのである。
この時、彼女は亡くなった友人が自分にハートの炎でメッセージを贈ってくれたことを確信したのだ。「怖いどころか、本当に嬉しかったんです」と語る佐藤江梨子は、涙をハンカチで拭きながら「信じてもらえなくてもいいんです」と付け加えた。
司会の小堺一機は彼女の話を聞いて「『ロウ霊現象』と呼ばれるものではないか」と説明した。彼も以前、神棚のロウソクに火をつけて拝んでいると、ロウが下から上へ逆流するのを目にしたことがあると言うのだ。
だが、彼の解説を待つまでも無くスタジオで佐藤江梨子の涙ながらの話を聞いて、それが嘘だと思うものはいなかっただろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)