お笑いタレントの明石家さんまが、テレビ番組で小学生の頃の不思議な体験を明かした。「火の玉をつかまえた」というそのエピソードは、これまで周囲の誰もが信じなかったらしい。彼はそれが悔しくて仕方ないと、あえて披露したのだ。
明石家さんまは、以前にも小学校時代に『ムササビを捕まえた』というエピソードを話したことがある。その話も半信半疑なのだが、さんまが普段から冗談ばかり言っているから判断に困るのも仕方ないことだ。
12月23日にテレビ『ライオンのごきげんよう』に出演したさんまは、「あのムササビは今でも、小学校に飾られている」とその話が真実であることを訴えた。彼がもうひとつ「いまだに信じてもらえない話がある」と語ったそのエピソードは、ムササビどころの話では無かったのだ。
さんまが子どもの頃、和歌山の田舎にいたときのことだ。「お墓で火の玉を見つけて、手では触れないので風呂桶(手桶のことか?)を持ってきて上からかぶせた」というのである。
火の玉を友達が「トートトトトッ」と追い込んで、さんまが親戚の家から取ってきた風呂桶をかぶせるという方法で捕まえたのだ。しかし、開けて見るのはさすがに怖いのでさんまは急いで祖父を呼びに行った。
祖父の家に駆け込むなり彼が「おじいちゃん! 火の玉をつかまえた!」と叫ぶように言うと、寝ていた祖父がガバっと起き上がり「こらおまえ! わしを風呂桶にいれやがって!」と叫んだのである。
子どもだったさんまは、事情が分からないままお墓に戻り風呂桶を開けてみると何も無かったというのだ。今思えば「火の玉をつかまえなかったら、おじいちゃんは助からなかったかもしれない」とさんまは語った。
この話をスタジオで聞いた司会の小堺一機は、不思議なことがあるものだ感心すると「宮崎駿監督にアニメにしてもらうとよさそうな話だ」と提案していた。
不思議な話といえば、同番組で11月に俳優の大浦龍宇一が、大学生の頃に京都の古寺で「ろくろ首や大入道の妖怪を見た」との体験を語っている。しかし彼もやはり誰からも信用されないと惜しんでいた。世の中には不思議な話が尽きないものである。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)