「何か違和感がある」。タレントの山口もえが離婚した経緯を涙ながらに話した内容に、“かわいそう”、“もえちゃん、大変”と素直に感じられない告白であった。

12月23日放送の『爆報！THE フライデー 芸能密告スクープSP』（TBS系）に出演した山口もえは、元夫との出会いから結婚し離婚、そして今の生活の実態を明かした。当サイトでも何度か彼女の離婚について記事にしているが、彼女はIT関連の会社などを経営する青年実業家と結婚し当時は“セレブ婚”と騒がれていた。しかしある事件がきっかけで夫と今年の8月に離婚、乳児と幼稚園に通う子どもを抱え親子3人で暮らし始めている。

別の番組でもテレビや家具、カーテンすら無い新居だと言い、今回は実際の部屋の様子が写真で公開された。確かに何も無い部屋で、子どものおもちゃも段ボールに入れられたままだ。山口によると「生活するのに精一杯で、忙しくて買い物にもいけない。」と語る。だが彼女は比較的裕福な東京都内の家庭に育ち、現在も大手の芸能プロダクションに所属している。最低限の家具などは人に頼んで買ってきてもらうか、一時的に子どもの面倒を頼んで彼女が買いに走るかが出来なかったのだろうか。

確かに離婚について語られていない事実は多いだろう。山口は周囲の猛反対を押し切って結婚したそうだから、離婚して「大変だから手伝って。」と親族や会社関係の人には頼りづらいのかもしれない。だが何よりも彼女を前向きに行動させていないのは、自身が納得して離婚したのではないということだ。周囲の強い意向と子どもの将来を考えての離婚だったことは、彼女も認めている。番組中にも占い師に対して、「離婚を選んだことは、間違っていなかったか。」、「（離婚しないで）もっと頑張れたのではないか。」と、泣きながら何度も山口は訊ねていた。

彼女が泣き出すと大きな声がテレビから聞こえてきた。「もえちゃん、何で泣くの？」「幸せになれるって、（占い師が）言ってるよ。」MCの爆笑問題・太田光の声である。一生懸命に励ましているのは分かるのだが、いつもの喋り方でやたらに声が大きいので太田の声ばかりが耳に入ってしまう。もう少し、山口の話を聞きたかった気がする。
（TechinsightJapan編集部　みやび）