米『フォーブス』誌がこのほどまとめた「ハリウッドで最もギャラをもらいすぎている俳優達」ランキングで、女優ドリュー・バリモア(36)がトップ、2位にはエディ・マーフィ(50)がランクインした。
同誌が毎年恒例でまとめている「Hollywood’s Most Overpaid Actors」ランキングでは、過去5年間に3つ以上の映画に出演しているハリウッドスター40人を対象に、彼らに支払ったギャラ「投資額」に対して、制作スタジオがどれだけの「リターン」つまり純利益を得られたかを計算している。
それによると、今年の1位はダントツでドリュー。彼女が支払われたギャラ1ドル当たりに対し、たった40セントの利益しか得られていないことが分かった。当時の恋人ジャスティン・ロング(33)と共演したロマコメ映画『遠距離恋愛 彼女の決断』(10年)や、ドラマ映画『ラッキー・ユー』(07年)などの興行上の失敗が足を引っ張った。
2位は、来年2月開催のオスカーでの司会が決まっているエディ。彼はドリューよりはマシで、ギャラ1ドル当たり、2ドル70セントの利益を出している。コメディ映画『デイブは宇宙船』(08年)、『エディ・マーフィの劇的1週間』(09年)などが当たらずに、不名誉なランクインとなった。
ちなみに3位はギャラ1ドル当たり3ドル50セントの利益にとどまった、コメディ俳優のウィル・フェレル(44)。4位は女優リース・ウィザースプーン(35)、5位は俳優デンゼル・ワシントン(56)という結果になっている。
「ロマコメの女王」とうたわれたドリューだが、その地位にはかげりが見えて来ているようだ。また、エディは興行成績2億ドル以上を叩きだした映画『ビバリーヒルズ・コップ』や、同1億ドル以上の『ドクター・ドリトル』、『ナッティ・プロフェッサー』などの成功が近年は全く見られず、「キャリアのリハビリが必要」と言われている。初となるオスカー司会も、前回の授賞式の全米TV視聴率が良くなかっただけに、エディの司会起用でどうなるか注目したいところだ。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)