70年代一世を風靡したお色気アクション・ドラマ、『チャーリーズ・エンジェル』からちょうど35周年という先月22日、米ABC局がリブート版『チャーリーズ・エンジェル』の放送を開始した。しかし予想をはるかに下回る視聴率に、ABCは早くも打ち切りを決定した。
この番組を盛りたてるセクシーな新エンジェルたちは、ミンカ・ケリー、アニー・イロンゼ、レイチェル・テイラーといずれも美脚の美女ばかり。映画版のスター女優ドリュー・バリモアがプロデューサーとして制作に協力するなど、期待度と話題性は抜群であったが、いざスタートしてみたら初回の視聴者は870万人。しかもその数はどんどん下がっていった。
ABCが重要視したのは18歳から49歳までを対象とした視聴率の統計。初回が2.1ポイント、今月13日の放送分については1.3と予想をはるかに下回り、救いようのない低下となっている。事実エンタメ関係のウェブサイトには、「5分でチャンネルを替えた」という視聴者のコメントも多数見受けられた。
気短かなABCは決断が速い。『チャーリーズ・エンジェル』はたった4回の放送を終えたところだが、早くも「打ち切り」と発表。第8話までは撮影が完了しているというマイアミの撮影セットは、シャットダウンの気配を見せている。オリジナル・ドラマが5シーズン続いたことを考えれば、“お話にならない” 状況とも言える。
特にも注目されたのが “イヴ・フレンチ” 役のミンカ・ケリー。映画ではサイコ・スリラーの『ザ・ルームメイト』やラブコメの『Just Go With It』に出演し、TVドラマ『Friday Night Lights』でさらに人気を集め、昨年には男性誌『エスクァイア』の “今年の最もセクシーな女性” に選ばれている。
プライベートでは、NYヤンキースの人気選手デレク・ジーターとしばらく交際していたが、今年8月に破局。新『チャーリーズ…』で “ジョン・ボスレー” を演じるレイモン・ロドリゲスとの交際も指摘されていた。今回のエンジェル役を以て世界的にさらに名を広めるはずであったミンカ、ジーターも番組も失うとは気の毒である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)