だから罪を犯してはならない。英国内務省はこのほど、R&B歌手クリス・ブラウン(22)の入国を拒否し、8日にウェールズの首都カーディフで予定されている『Michael Forever Tribute Concert』への彼の出演は不可能となってしまった。
実は昨年6月にも、クリスは同国への入国を拒否されている。理由はやはりコレ。彼が09年2月に起こした、当時の恋人リアーナへのDV事件である。コンサート活動の申請を却下したことはもちろん、入国そのものについても「ノー」であった。
今は亡き “キング・オブ・ポップ”、マイケル・ジャクソンの音楽に強い影響を受けた一人として、クリスはそのトリビュート公演への出演依頼を誇らしく受け止め、とても楽しみにしている様子であった。Cee Lo GreenやNe-Yoといった仲間が続々と現地入りしたとあって、彼の悔しい思いは心中察するに余りある。
ちなみに、このトリビュート公演への出演が叶わなかったアーティストは他にもいる。「ブラック・アイド・ピーズ」と「KISS」である。BEPはその理由を “unavoidable circumstances” と表現しており、何かのっぴきならない事態が発生した模様。KISSは、ベーシストのジーン・シモンズの「マイケルは小児性愛者のヘンタイ」という過去の発言が、ファンの強い反発を買ったためである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)