歌手リアーナ（23）が同じく歌手で交際相手でもあったクリス・ブラウン（22）に暴行を受けた事件から、早くも2年以上が経過した。顔面が腫れ上がるほどの凄まじい暴行を自身に加えたクリスに対し未だ怒り冷めやらぬ心境かと思いきや、リアーナは今ではクリスのいちファンとしてその音楽をおおいに楽しんでいるという。

あの衝撃的な事件が世界中のメディアにより一斉に報道されたのは今から2年前。その後リアーナに暴行を加えたクリス・ブラウンのイメージは下がり続け、2010年にはコンサートを行うため渡英するはずがビザの発給を拒否されるという痛い目にあった。さらに先日はウェールズで行われた『MJトリビュート公演』に出演するため再度渡英を試みるも、やはり叶わず、という状況であった。彼の犯した罪が許される日はまだまだ遠いようである。

しかし、キャリア面では順調なクリスに対し、意外や意外、暴行を受けたリアーナは声援を送っているという。このたび『Esquire』誌のインタビューに応じたリアーナは、事件後の状況を次のように明かしている。

「あの事件の後、（クリスに対する）怒りのせいで、あまりにも多くの時間を無駄にしたわ。」

その後彼女は見事に立ち直り、バッシングを浴び続けたクリス本人が困難な状況を打破できたことについても「嬉しいわ。」と述べている。

「あんな風にクリスが立ち直れたのは素晴らしいことよ。世界中が敵に回ってしまったように思えたでしょうに。」

そう語るリアーナはクリスが創り出す音楽のファンであることも認め、その懐の広さをアピールしてみせた。23歳というのになんという寛大さ。「一回思い切りボコってやりたい。」などとは決して口に出して言わないセレブ。それがリアーナなのである。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）