今年の夏、あまりにも突然この世を去った故エイミー・ワインハウス(享年27)の父ミッチさんが、このたび3か月ぶりにタクシー運転手としての仕事に復帰を果たした。
「今でもエイミーはすぐ隣にいるような気がする。」などと語る故エイミー・ワインハウスの父ミッチさんが、ようやくタクシー運転手の職に復帰した。愛想よく客に対応するミッチさんの姿がカメラに激写されたが、その表情は変わらずニコヤカ。来年の夏には愛娘の伝記を出版する意向を固めているミッチさんは本業以外でも多忙を極めるが、伝記出版に伴う印税などの収入は全額、自身が設立した慈善団体に寄付する考えであるという。
またこの売上金の使い道については、当初から複数回にわたりTwitterなどを介し公表しているミッチさんであるが、「威厳のないことをして!」などと批判する声があちこちから上がっていることも事実である。おそらく「慈善団体で使用」というミッチさんの発言を信用できない一部の人による心ない批判であると思われるが、彼らからのバッシングに対してミッチさんは、
「君達は僕の話を聞いていなかったんだね。お金はThe Amy Winehouse Foundationに寄付するんだよ。」
「この団体は多くの子供達の生活をより良くするものなんだよ。なのにどうして威厳のないことだなんて言うんだい?」
と自らのTwitterを通して反論を繰り広げている。
エイミーの遺したであろう莫大な遺産の幾ばくかは、もちろん実父であるミッチさんの物になるのであろう。「もう十分金持ちだろう?」と憶測するあまり、このような善意まで金絡みに捉えてけなす人達がいるとは、実に残念である。タクシー運転業務に戻る必要はおそらくはなかったであろうミッチさんであるが、今その心は思わぬ反応や反対意見に揺れ動いているに違いない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)