イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】性転換した息子チャズ・ボノのダンスを、母シェールがコンテスト会場で涙の応援!

米ABCのダンスコンテスト番組『Dancing with the Stars(DWTS)』に女性から男性へ性転換を遂げたチャズ・ボノ(42)が出場、これまで4回戦を見事勝ち抜き話題となっているが、10日放映分には初めて母シェール(65)がスタジオに応援に訪れ、「息子」のダンスに涙の声援を送った。

元祖歌姫のシェールが、とうとう「息子」の応援にやってきた。ゲイやレズビアンのためのアクティビストでもあるチャズが、米プライムタイムのTV番組である『DWTS』に出演が決まった際には、「子供に見せたくない」というバッシングが巻き起こり、番組のボイコットを呼びかける保守派団体まで現れたが、母シェールはツイッター上などで一貫して「私はチャズの味方」であると公言し続けて来た。

しかし、こうして直にチャズ応援のためにダンスコンテストの観覧席に姿を現したのは、今回が初めてだ。シェールは母のジョージアさん、チャズの腹違いの弟にあたるミュージシャンのイライジャ・オールマン、チャズの実父でもある元夫故ソニー・ボノの再婚相手で、現カリフォルニア州下院議員のメアリー・ボノ氏ら、家族に囲まれて登場。チャズのダンスを固唾を呑んで見守った。

チャズはLGBTコミュニティーの絶大なサポートもあり、これまでのコンテストを何とか勝ち抜いて来た。4回戦の10日は、ボクサーの衣装で登場。映画『ロッキー』のテーマ曲『Gonna Fly Now』に合わせて、パートナーのレイシー・シュウィマー(23)との息もぴったりにラテンダンス「パソドブレ」を踊って見せた。「映画のロッキーと同じで、何度ノックアウトされてもカムバックする、ファイトし続けて、強くなっていく。まさにあなたと同じだ。」とジャッジの一人、振り付け師のブルーノ・トリオリ氏らも絶賛した。

シェールはダンスが終わると立ち上がって惜しみない拍手を送ったが、その目には光るものがあった。ツイッターでは「オーマイゴッド! 思わず泣いてしまったわ。あんなにドキドキするとは思わなかった。拍手し過ぎてブレスレットを壊してしまった。息子が誇らしいわ。チャズは素晴らしかった!」とつぶやいた。

実際に息子が「ファイト」する様子を目の当たりにしたことが、シェールの思いを変えたようだ。「実はチャズが性転換を決心したとき、恐れと混乱と共に少し悲しく感じた。」とシェールはツイッターで告白。「でも昨夜チャズを見てとても勇気があると尊敬した。あなたはとても強くて恐れ知らずで、愛すべき人。そして一番大事なことは、今ハッピーだってこと。あなたの素晴らしさを一生分からない人もいると思うけど、昨晩は純粋にうれし泣きした。全てをさらけ出したあなたは、すでに勝者なのよ!」と感動をぶちまけた。

ジャッジの点数に視聴者の電話投票を加えて出されるコンテスト結果では、4回戦の今回、10組中3位を獲得。無事5回戦に駒を進めることとなったチャズ。母シェールの全面的なサポートを得て、さらに打たれ強くなっていくことだろう。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)