映画『危険な関係』や『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』などで知られた元祖美人女優のミシェル・ファイファー(53)が美容整形について、度の過ぎたものでなければ「やってみてもいい」との考えを明かした。
ミシェルはこのほど『ELLE』誌のインタビューで、今まで受けたことはないものの将来美容整形を受けてもいい、との考えを次のように語った。「こっちやあっち、少しいじる位の美容整形ならやってもいいわね。問題ないわ。人々が整形をしているかどうか、ボトックスをしているかどうかなんてこと、それはどうでもいいことよ。」
しかしそんなミシェルでも、行き過ぎた美容整形だけにはちょっと引いてしまうようだ。「整形で元の顔からあまりにかけ離れたように見える人に会うと、悲しいわね。そういうのはちょっと不愉快。でも整形で、鏡の中の自分にその人がハッピーなら別にいいんじゃない?」
ハリウッドのミシェルと同年代の女性達の中には、「美容整形には、やり過ぎるということはない。」と公言する「元祖スーパーモデル」ジャニス・ディキンソン(56)や、娘の結婚式に合わせてフェイスリフトを受けた「カーダシアン家のステージママ」クリス・ジェンナー(55)のように、美容整形で若さを保っている熟女達が山のようにいる。
しかし一方で、全身美容整形で知られるリアリティスターなど、行き過ぎた整形のセレブも沢山おり、いくら彼女達が自己満足しているからといって、時に「あれはナイだろう」と言いたくなる例も目にする。
特に、英国から米ハリウッドに活躍の場を求めてやってきた女優達は、整形で人工美を手に入れようとするハリウッドの人々を見て恐れをなすようだ。『ハリー・ポッター』女優のエマ・ワトソン(21)は最新号の『ELLE』誌UK版で、「ロサンゼルスに来るとゾッとするわ。たくさんの若い人が皆整形手術を受けているんだもの。」と言い、プレッシャーを感じるけれど自分は整形はしたくないと語っている。
また先日、3人の英国出身の実力派女優達、ケイト・ウィンスレット(36)、エマ・トンプソン(52)、レイチェル・ワイズ(41)らが、英『デイリー・テレグラフ』紙のインタビューで、ハリウッドにはびこる「美容整形を受けて美しくならなければならない」というプレッシャーには決して屈しないと語り、話題になった。
しかし、熟女になってもそのままで十分美しいミシェルの「整形は別に構わない」発言は、どこか余裕にも聞こえる。その背景には、93年に結婚した『アリー my Love』『ボストン・リーガル』などのTVプロデューサーである夫、デビッド・E・ケリーと2人のティーンの子供達と共に、安定した家庭生活を送っているという自信があるようだ。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)