エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「政治家としてとる道」。杉村太蔵が経済学者の問いかけに答えなかった件に弁解。

元衆議院議員で現在タレントとして活動する杉村太蔵が、経済学者から質問されても一切答えなかった事実を明かされた。彼は事実を認めて、それなりに理由があると説明した。

与謝野馨特命担当大臣(経済財政政策担当)の名も出る話なので最近のことと思われる。9月8日に放送された「ダウンタウンDX」で経済学者の森永卓郎が杉村太蔵とある番組で共演した際に楽屋で一緒になった。森永卓郎が「与謝野さんは消費税を上げて大増税のように言っているけど、庶民をいじめるような増税はおかしいと思いませんか?」と杉村に意見を求めた。すると杉村はその質問に答えず「森永さんはどう思いますか?」と聞き返したのである。『あれ?』と思い森永が再度「太蔵さんはどう思うの?」と聞き返したが一切答えなかったと言うのである。

この日の放送では、杉村太蔵がオフの日は早朝から散歩して休憩時間に『日経、読売、朝日、毎日、産経』の5紙を読む様子をビデオで紹介していた。「新聞を読むとね、有権者の見る目が違うんですよ! 『おっ、太蔵読んでるな!』と思われる」と杉村は説明していたのだ。その後で森永卓郎は前述の暴露話をして「新聞読んでも意味ないんじゃない?」と杉村に迫ったのである。

すると、杉村太蔵は「反論しなかったのは訳がある」と弁解を始めたのだ。彼は「政治家は自説を述べる時には大衆の前でやる」ことが基本であり「1対1の時は相手の話を聞くことが大事」だと主張した。しかも杉村太蔵の考える経済政策は森永卓郎とはかなり違うもので「そういう人に対しては意見を良く聞くことが『政治家としてとる道』ですよね」と力説したのである。

共演者には彼の言葉は言い訳としか聞こえなかったようで誰も納得しておらず、「政治家じゃないですよね?」と突っ込む声まで出ていた。杉村太蔵は新聞を読む理由を「いつ選挙になってもいいように勉強です」と話していたが、選挙に備えるならば言い訳よりも経済政策くらいは論じられるようにしておいた方が良さそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)