話題のアイドルグループ、ももいろクローバーZがテレビ「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングに出演した。彼女達5人は2008年の結成から3年で芸能人憧れの席に座ることとなった。
彼女達が2008年の5月17日に結成した当時は『ももいろクローバー』というグループ名で6人でスタートしている。その後メンバーがSKE48へ移籍するなど様々な事情で脱退、卒業が続いた。今年の4月10日に行った中野サンプラザでの公演で早見あかりが脱退を発表して現在の5人となったのだ。
「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングに9月23日登場した『ももクロ』こと『ももいろクローバーZ』は前日のゲスト、リリー・フランキーが「彼女達の踊りを見ると元気になる。タモリさんにも見てもらいたい」と紹介したのである。
ももクロはセンターの1人が宇宙服のようなコスチュームを着て登場した(これが正式な衣装らしい)。『いったい何なのか?』と全員が見守る中で彼女達は「ももいろクローバーZです!」という挨拶と共に、服の肩から出たパイプから白いガス(ドライアイス)を発射して会場を驚かせたのだ。リリー・フランキーが言っていた歌と踊りは披露しなかったが、この日のももクロはこのパフォーマンスにかけていたようだ。タモリは彼女達が苦労して運び込んだガスを噴射させる為の機械に関心を示して「それだけの為にこの機械を作ったの?」と別の意味で驚いたのである。
彼女達は贈られた多数の花束の中に柴咲コウと岡田将生の名を見つけると「柴咲さん、岡田さんは事務所の先輩なんです」と感激していた。ももクロは2人と同じスターダストプロモーションの芸能3部ジュニア部門から選抜されて結成したのだ。しかし柴咲コウ、岡田将生と言えば事務所でも売れっ子スターである。ももクロの百田夏菜子は「あの方達はスターのほうなんですけど。私達はダストなんですよ。ダスト組です、よろしくお願いします!」と表現したので、タモリも「うまいこと言うね」と笑っていた。
百田の話では、前述の中野サンプラザ公演でそれまでの「ももいろクローバー」から『ももいろクローバーZ』へと名称を変更することが発表されたという。彼女達は「水木一郎さんの『Z』をいただきました」と明かしたが「知らないうちに決まってました」とも話しており、なぜそうなったかは知らないようだ。現メンバーの5人は平均年齢16.4歳というからアイドルグループの中でも若手である。AKB48のように各自にキャッチフレーズがあり今回は自己紹介でそれを披露してくれた。
タモリから1人ずつ自己紹介をと振られた彼女達は「『ももクロの感電少女』高城れにです、高3、18歳です」と次を指名しながら紹介をしていった。「『ちょっぴりセクシーでお茶目なももクロのアイドル』あーりんこと佐々木彩夏、中3、15歳です」、「『泣き虫で甘えん坊のみんなの妹』しおりんこと玉井詩織、高1、16歳です」、「『ももクロのちょっぴりおバカな小さな巨人』有安杏果、高2、16歳です」、「『えくぼは恋の落とし穴』百田夏菜子、17歳、高2です」と全員が終わると最後に「以上、週末ヒロイン、ももいろクローバーZです!」でちょうど放送時間が切れてCMとなったのだ。
以前、AKB48が初登場した際には33人が全員「好きな漢字2文字と自己紹介」をすると時間切れとなったが、今回は5人だっただけにもう少し時間に余裕を持たせて欲しかった。彼女達が「いいとも」へ出演するのは、中高生のグループなので今回のように祝日でないと難しいだろう。次回、登場する機会があればもっとパフォーマンスを見たいものである。
実は彼女達を紹介したリリー・フランキーも出演する映画「モテキ」ではももクロの楽曲『走れ!』も使用されており、その姿も映るらしい。今回の「いいとも」出演に加えて話題の映画でも登場することで『ももクロ』も知名度があがり、これからますます人気が上昇しそうな予感だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)