イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達】俳優ショーン・ペンが、イランで人質にとられていた米国人の解放に外交的手腕を発揮!

俳優ショーン・ペン(51)が、まるで「外交官」のような活躍を見せた。イランで人質にとられていた米国人ハイカーがこのほど無事釈放された件で、ペンがイランの政治的同盟国であるベネズエラのウゴ・チャベス大統領に仲介を頼み、解決に一役買っていたことが分かった。

この事件は、09年7月にイラクとイランの国境付近をハイキングしていた米国人の男性2人がイラン側に捕らえられ、スパイ容疑で2年以上にわたり刑務所で拘束を受けて、人質になっていたもの。2人はジョシュ・ファタールさん(29)とシェーン・バウアーさん(29)といい、先月イランで8年の禁固刑の有罪判決を受けていた。

イランのマフムード・アハマディネジャド大統領は、国連総会出席のための訪米直前に2人の釈放を発表。2人は25日にニューヨークに到着し、記者会見で「自分達が拘束されたのは、アメリカとイランが対立関係にあったからにすぎない」と「有罪判決はばかげたウソ」などと語った。

人質解放には、ベネズエラのチャベス大統領が「アメリカのインテリジェンスサークルにいる友人達」からのロビー活動を受け、イランのアハマディネジャド大統領に働きかけたことが大きく働いたと、ロイター通信は伝えている。この「友人」のひとりがペンだったそうだ。

ペンは「数か月前にベネズエラの首都カラカスを訪れ、チャベス大統領にこの問題を提示し、その後も非常に熱心に取り組んでいた。」という。ペンの代理人はこの件について認めたが、詳細については明らかにしていない。

ペンは、ゲイ市民権活動家でサンフランシスコ市議会議員に当選した実在の人物、ハーヴェイ・ミルク氏の半生を描いた映画『ミルク(08年)』でアカデミー主演男優賞を受賞。また、02年の米ジョージ・W・ブッシュ大統領への公開批判や、05年の米ハリケーン・カトリーナでの救助活動、昨年のハイチ大地震の際の人道支援活動など、私生活でも政治、社会的な活動家として知られている。

ペンとチャベス大統領は長年の知り合いだといい、以前、大統領が冗談として「次の米国からのベネズエラ大使には、ショーン・ペンかビル・クリントン元米大統領、または映画監督のオリヴァー・ストーン氏を選んだらいいのではないか。」とコメントしたことすらあるほどだ。

俳優であるペンが、外交官よりもスゴい手腕を発揮したという、ウソのような本当の話。最近はスカヨハと別れてから、また年下の美女との逢瀬が伝えられていた彼だが、若い女性にちょっかいを出しているだけが全てではなかった。恐れ入った…。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)