『さしこのくせに~この番組はAKBとは全く関係ありません~』(TBSと大分放送)が今年1月に放送開始されて8か月が過ぎた。主演の指原莉乃に対して司会の土田晃之が8か月で彼女がどれほど進歩したか『通知表』を発表した。
指原莉乃は6月のAKB48選抜総選挙で昨年の19位から9位へと大躍進したが、その要因のひとつがAKBメンバーで初の単独冠番組『さしこのくせに~この番組はAKBとは全く関係ありません~』の人気にあると言われている。同番組は指原が所属する太田プロの先輩タレント土田晃之が司会進行を務めて、彼女をアイドルに育て上げる為の課題を与えるというものである。
8月13日に放送された『王様のブランチ』ではその指原莉乃と土田晃之の2人にインタビューした。「8か月もやってる感じがしない。というか、記憶から消したいのかも…」と土田は得意の毒舌でコメントすると、指原莉乃がAKB総選挙で大躍進したことに関しても「信じられない、何か疑惑がありそうだ」と彼女に対して厳しい態度を取った。
土田晃之は自ら「プロデュース的なことをやってる」と話すように、指原が様々な課題にチャレンジする内容を組み立て、そこから彼女の面白さを引き出すという番組の要ともいえる位置にいるのだ。その彼からみて指原はこの8か月でどの程度進歩したのか。『通知表』という形で5段階評価をつけてもらった。
『つっこみ力』は1月では0点だったのが1点にアップ。これは例えば『寿司屋』に入る設定で、入口でメイドカフェ風の女の子が「お帰りなさいませご主人さま」と迎えると指原が「ご主人さまって? 女ですよ!」というようにつっこむ能力だ。このシーンでのつっこみが後には「ミスマッチ!」というように進化していくが、まだまだ『1』のレベルなのだ。
『サバイバル力』はなんと『0』だった。土田は指原に関して「ものすごく暗い。『この子、無理してるな』というのが分かる」と厳しく分析した。指原も「暗いんですよね…」と認めていたが、彼女はネガティブキャラで人気となった部分もあり難しいところだ。今は総選挙でメディア選抜入りも果たし、所属ユニット『Not yet』も人気が上昇しているので『暗い』性格も改善するチャンスなのかもしれない。
そして指原の『度胸』に関して土田の評価がなんと『17』だったのだ。5段階評価だが、バラエティらしく『17』と強調したようだ。土田は現在の指原は「度胸だけで生きてきた」と解説した。番組収録で指原がリアクションした際に、土田が「ちょっとつまんねえな」と内心思う場面でも当の指原はドヤ顔を見せて「どうですか!」と言い切るのだ。彼女の度胸だけがその演技力の不足部分をカバーしているのだ。
結果、土田晃之からの『通知表』は指原に「実力不足」を突きつけたようなものだったが、指原は「でも、乳しぼりは得意ですよ!」とこれまたドヤ顔で自己アピールした。しかし「それってこの番組では、やってないよね!?」と逆に土田からつっこまれたのである。指原が牛の乳しぼりに挑戦したのはおそらく衛星放送の『AKB48 ネ申テレビ』(ファミリー劇場)での企画なのだ。「違う番組の内容でアピールできる。これも度胸があるからです」と土田から最後までやり込められていた指原莉乃だった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)