ヒップホップグループRHYMESTER(ライムスター)が、テレビ番組で知人のDJが輸入レコードが原因で病気になったエピソードを明かした。
RHYMESTERは1989年に結成して以来、日本のヒップホップシーンを牽引してきた大御所といえるだろう。8月4日のテレビ「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングに彼らが実に10年ぶりに出演したのだ。
彼らは、テレビ番組にはあまり顔を出さないがメンバーの宇多丸はラジオのパーソナリティなどで活躍しており、トークはお手のものだ。この日は10年前に出演した際にモーニング娘。の話題に終始したために「ヒップホップグループRHYMESTERを印象付けられなかった」ことを反省して、アドリブでラップを披露すると会場から拍手と歓声が沸いた。自然、MCの宇多丸とMummy-D(マミーディー)が前面に出る形となったが、後半にDJ JIN(ディージェー・ジン)が思わぬエピソードを語りだして話題を独占したのだ。
クラブDJも以前はアナログレコード盤をターンテーブルで回すのが当然だったが、最近ではパソコンでそれに代えるDJも増えたそうだ。DJ JINは今もアナログレコードを使用しており「レコードの匂いも良かったりする」という。彼の友人がビンテージもののアナログレコードをコレクションしており、最近体調が悪くなり病院へ行った。すると医者が「これは日本ではめったにかからない病気だよ」と首をひねったのだ。その友人は海外旅行にも行っていないのでなぜそのような病気にかかったか不思議だったが、思い当たったのがレコードだったのだ。彼は最近、アフリカの輸入レコードがお気に入りでいつもクンクンと匂いを嗅いでいたために、レコードに付着していた熱帯性の細菌やカビにより発病した可能性が高いのである。
「大変なことですよ! これは!」と宇多丸が語気を強めて「DJでターンテーブルを指を舐めながら回す人がいるけど(危ないよ)」と注意を呼びかけた。「タモリさんもレコードコレクションしてるから舐めたりしない方がいいですよ」と言われるとタモリは「舐めないよ!」と否定していた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)