AKB48の板野友美は秋元康から髪を茶髪にすることを認められている。秋元自身が以前、雑誌のインタビューでその件について語っている。
お笑い芸人AMEMIYAといえば歌ネタ「冷やし中華はじめました」で知られるが、テレビ「HEY!HEY!HEY!」のゲスト紹介で彼が登場するビデオが結構面白いのだ。8月1日放送ではAKB48の板野友美を弾き語りと取材ビデオで紹介したが、板野の意外な一面も見えて興味深いものだった。
板野の父親の証言によると彼女が小学校の時に『SPEED』のLIVEを観て「自分はアイドルになる」と心に決めたという。いろいろなオーディションを受け続けてAKB48になんとか合格したが、テレビでもほとんど映らず、0.5秒ほど映ると大騒ぎするような状況だった。
そんな板野友美だが秋元康は彼女の個性を活かすために茶髪にすることを認めたという。ソロシングルでのデビューも彼女が初でやはり光るものがあったようだ。当初は自己紹介で「お耳がピョンピョン」と言っていたフレーズを、途中から「高2の板野です」に変えたのもそんな彼女のカラーを前面に出すためだったのだろう。
情報マガジン『BUBUKA』の2009年のインタビュー記事で秋元康が板野友美のことに触れている。それによると『唯一板野だけに、派手な茶髪を許しているが、それは本当にイマドキの女の子の代表だと思っているから』ということなのだ。当時チームKに板野が新加入することになったがキャプテン秋元才加との関係を『体育会系の秋元VSイマドキ女子代表、板野』という図式にするのが狙いだったのである。板野友美はもちろんだが秋元才加も人気上昇してその作戦は功を奏したといえるだろう。
ところで、AMEMIYAが紹介したエピソードでは板野友美は意外とおっちょこちょいなところがあり、昨年のコンサートで前田敦子の19歳の誕生日を祝う際にバースデーケーキを倒したのは有名だが、今年5月30日のTDCホールでのコンサートではマイクを忘れて、平然とステージに登場するという失敗もやらかした。前田敦子らと3人でダンスしながら途中で慌ててマイクを取りに戻るシーンが紹介されたが、板野の必死に走って下がる姿に親しみが持てた。
父親からのメッセージで「借りたCDは期限内に返そう」など裏話を暴露されて彼女も苦笑したが「ずっと、アイドルになりたいという思いで続けてきたので夢が少し叶ったようだね。AKBメンバーや秋元さんに感謝を忘れないように」と語りかけられると、感動がこみ上げて涙を見せていた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)