人気グループAKB48が7月に埼玉・西武ドーム3Daysコンサートを行った際に前田敦子(20)が熱中症で倒れて心配された。総合プロデューサーの秋元康(55)がテレビ番組で明かしたところでは、同コンサートでは他にも倒れたメンバーが続出したようだ。
埼玉・西武ドームで7月22日、23日、24日と開催されたAKB48のコンサートは姉妹グループも入れて総勢141名によるパフォーマンスなどもあり盛り上がった。それだけにリハーサル段階からかなりハードな日々が続いたようで、特に前田敦子は6月の総選挙前から映画「もしドラ」の宣伝活動があり、その後もドラマ「イケメンパラダイス2」の撮影、放送開始。そして「Flower」によるソロデビューなど多忙を極めた。
同コンサートの中日、7月23日にその前田敦子が熱中症と思われる症状で途中で舞台袖に下がったことが報道された。その後、ステージに戻りパフォーマンスを続けた前田敦子に「プロ根性」と称賛の声も上がっていたのだ。超多忙な中で炎天下のコンサートは過酷だっただろうが、前田が体調を整える間はMCで場を保つなどチームワークで乗り越えたのである。
8月21日に放送された「EXILE魂」に出演した秋元康から西武ドームでの様子が語られた。彼はAKB48の人気の秘密を尋ねられると「(ファンから)一番見ていただいてるのは『一生懸命さ』」と答えた。ファンはAKBのメンバーを見て『彼女達も頑張っているから自分も頑張る』という視点で応援してくれるというのだ。秋元康はそんなAKBの頑張り方を表現する例として西武ドームの話に触れた。「彼女達は3日間のLIVEで凄い努力をした。大島も河西も高橋もみんなが熱中症と過呼吸で倒れていく」と当時の様子を話したのである。
秋元康の話によると猛暑の中で体調を崩したのは前田敦子だけでは無かったようだ。彼は「普通は『プロだと配分考えろよ』と言われるだろうが、配分考えないのがAKB」とそのがむしゃらさにこそ魅力があると語った。
彼女達のハードスケジュールも6月から7月にピークがあったと思われるので、今後は少しだけ落ち着くかもしれないが『AKBがコント番組を始めます』というCMも流れており休まる暇はなさそうだ。若いとはいえ体調には気をつけて欲しい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)