「ジョナス・ブラザーズ」の次男ジョー・ジョナス(21)がソロ活動を始め、アルバムは『Fast Life』というタイトルに決まり、リリースを待つばかり。だがジョーは、“兄弟ロックバンドのヴォーカル” として愛されて来たのかも知れない。R&Bシンガーに転向した彼に、人々の反応は厳しいものがあるようだ。
ジョー・ジョナスはこれまで、観客からのブーイングなど味わったこともない。だが6日、バージニア州ウィリアムズバーグの「BROOKLYN HOUSE OF VANS」にて、クリス・ブラウンとのコラボである1stシングル曲『See No More』を披露した彼は、歌手として最も辛い屈辱を受けたとNYデイリー・ニューズ紙が報じている。
イントロでは、ステージ近くの女性客のキャーキャー言う声もあったが、ジョーが歌い始めると客席全体がシーンとなった。観客の表情にはしらけや嘲りが見て取れ、やがてブーイングや野次が聞かれるようになると、イベント協賛企業のコロナ・ビール社が広告用に配っていたミニ・バスケットボールが、2、3個ジョーを目がけて飛んできたという。
YouTubeでもその様子が公開されている(以下のURLを参照)が、確かにジョーは1:30頃に音程を外し、2:00になる前には息切れしてしまっている。R&Bシンガーに必須とされるコブシ回しも滑らかではない。これらはすべて、単なる緊張のせいであろうか。
MVを聞く限り「これがヒットしなければ、ジョーのR&Bシンガー転向は難しいのでは?」と思うほど本当にナイスな曲である。歌唱力を上げることが彼の最優先の課題であろう。エンリケ・イグレシアスのようなキュートなシンガーが増えることはすごく楽しみ。ジョーには精一杯頑張って頂きたいと思う。
YouTube:ウィリアムズバーグでのパフォーマンスの様子
http://www.youtube.com/watch?v=baxlv-jjyIY
同『See No More』のミュージック・ビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=BtOdBDs99iQ
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)