リアーナを殴り警察沙汰になって以来ダーティーなイメージを払拭しきれないクリス・ブラウンが、同じマンションで暮らす住民らにまですっかり嫌われて困惑している。

クリス・ブラウンと言えば、誰もが知るR＆Bシンガー。ポップを歌わせてもよし、ヒップホップを歌わせてもよし。かなりの才能と実力で世界の音楽界をリードする逸材である。にもかかわらず2009年に当時の恋人リアーナに暴行を加えて警察沙汰になった事件がきっかけでクリスは世界中の多くの人々を敵に回してしまったようだ。小学校で読み聞かせボランティアを行うなどイメージアップに向けて努力してきたクリスだが、一度ついた『悪』のイメージはどうにも払拭しがたいようだ。

クリスがTwitterに書き込んだ内容によると、彼の住むマンション住民らの嫌がらせはかなり悪質らしく、エレベーターに彼のイニシャルを彫りこんでは、あたかもクリスが悪質なイタズラ行為を行っているかのようにみせかけたとのこと。さらにはマンションの自分専用の駐車スペースには、「身障者専用」や「駐車禁止」と書かれてしまったそうで、これに怒ったクリスの弁護士は早速法的措置を取るとの声明を発表している。

「でも心配しないで、俺は良い子にしてるからさ。」とツイートするクリスだが、「誰が良い子なんだ？」といぶかしむ人は彼が思う以上に多いのだろう。才能豊かな若いシンガーだけに今後もさらなる活躍を期待したいが、彼が直面する現実は想像以上に厳しいようだ。

「俺の人生はいつだって中傷され、干渉されている。だから自分のことをきちんと説明しなくちゃと思ってるんだ。本当にもう止めてもらわなきゃ。」そうつぶやくクリスだが、内心は穏やかではないのだろう。隣人らの嫌がらせは我々の想像以上に恐ろしいはずだ。

「ファンのみんなを愛しているよ。理解してくれてありがとう。」とツイートするクリス。ファンのみならず世間一般の皆さんにも許してもらえる日は、一体いつ来るのだろうか。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）