昨年秋から構想を温めてきたという、米国のケーブルTV局Oxygenによるパリス・ヒルトンの新リアリティ・ショー、『The World According to Paris』が1日ついにスタートした。ところが…。

最近では、アメリカばかりかイギリスにまで枠を広げてパリスの親友を探すというショーがあった。そのホントどーでもよい内容は当然視聴率を下げて行き、同じ失敗は繰り返すまいとパリスも番組企画者もそれは真剣である。

何しろパリスはすでに30歳。「 “シンプル・ライフ” で見せた私のおバカはただの演技」と語っているように、今回のショーでは実業家および慈善活動家として、ソーシャライトらしくリッパにやっている姿をアピールしたいと張り切っているのだ。

しかしフタを開けてみれば、初回放送分の視聴者はたったの40万。この夜に放送された全ケーブルTV番組の、視聴率ランキング100位にも入っていなかった。これにパリスは、「Oxygenは要領を得ていない。プロモーション不足だし、放送提供の時間帯もまちまち、これじゃダメよ」などとカンカンだそうだ。

気になるショーの内容はこんな感じである。パリスの母キャシーさんとは、どこの家庭にもあるような些細な母娘ケンカを展開し、度々登場する親友は、ハリウッドの問題児チャーリー・シーンと離婚したばかりというブルック・ミューラー。こちらの方が注目となっていた可能性すらある。

また昨年8月にラスベガスで、恋人サイ・ウェイツとともにコカイン所持およびと公務執行妨害で逮捕されたパリス。命じられた地域奉仕活動であるペンキ塗りに高級ブランドのピンヒールで出かけ、「汚れちゃったぁ！」とボヤくあたりやはりショー。“お嬢様パリスのズレた感覚を楽しんで下さい” 路線のままである。このあたりでチャンネルを変えた人も多かった…!?
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）