6月9日、日本武道館で日本中が大注目した選挙が行われた。「第3回AKB48選抜総選挙」である。その結果は様々なドラマを生んだ。その中で「神7」から第8位となった板野友美。昨年は第4位だったものの、今回は第8位という結果に涙を呑んだ。板野はソロシングルやCMなどで活躍中である。逆にそれが今回の選挙の結果に繋がったのだろうか。彼女の中ではかなりショックなものがあっただろう。
選挙終了後、6月9日付の自身のブログ「TOMO」での彼女の言葉は、とてもシンプルであった。「本当にありがとうございました。みんなの期待に応えられなかったかも。ごめんね。また頑張ります!」とたった3行だけだった。静かに悔し涙を呑む彼女の気持ちが伝わってくる気がした。正直「大丈夫?」と思ってしまったファンもいたのではないだろうか。
そんな彼女へのコメントは2万を超えている。「結果はすべてじゃないと思うよ。」「僕の中ではともちんが永遠の一位です。」「順位なんて関係ないっ!!」と今回の結果に励ましの声が多く寄せられている。板野ファン達は「順位など関係ない」というのだ。彼女はソロとしての活躍など、とても頑張っている。確かに選挙では8位と順位は落ちた。だが彼女の頑張りを考えると、順位ばかりが結果ではない。
そして6月11日、板野がブログを更新。温かいファンの言葉に、心を打たれたのだろう。「元気」という題名の彼女の日記には「たくさんのコメントありがとうございます。びっくりしました(笑)」と綴られていた。ブログのコメントと、名古屋での握手会で彼女は元気を取り戻したようだ。多くのファンが「大丈夫?」と心配してくれることに対して「優しさ」を感じたという。板野は「友は全然元気なのでご心配なく。」と綴っている。最後は「みなさんの愛を感じます。」と日記をしめていた。
人は「順位」を突き付けられると、どうしても数字にこだわってしまう。だが、それまでの頑張りや軌跡も重要ではないか。2位があるから1位がある。それはあくまで数字であって、それぞれのカラーや個性を否定するものではない。板野は板野の魅力があるのだ。それは数字では決められないと、多くのファンが知っているのだ。
(TechinsightJapan編集部 うずらの珠子)