エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】SMAPにはつけたけど…有吉弘行が最近あだ名をつけない理由とは?

毒舌キャラで人気のお笑い芸人、有吉弘行が得意としていた「あだ名」を最近あまりつけなくなった。テレビ番組で指摘された彼はその理由を語った。

有吉弘行が『猿岩石』で大ブレイクしたのが1996年だった。しかし人気は急速に終息して2004年にはコンビを解散している。しばらく姿を見なかった有吉が再ブレイクのきっかけをつかんだのが毒舌芸人として「あだ名」をつけだしてからなのだ。誰しも一度は有吉弘行が芸能人にあだ名をつける場面を見聞きしたことがあるのではないか。彼のあだ名ネタを有名にしたともいえるのが品川祐につけた「おしゃべりクソ野郎」だ。その後は狩野英孝「クソ煮込みうどん」、バナナマン日村「ポールマッカートニー」など芸人に次々とあだ名をつけた。彼がすごいのはアイドルや先輩タレントにも遠慮なく命名するところで、タモリには「昼メガネ」、黒柳徹子に「クソババア」、和田アキ子「リズムアンド暴力」、夏川純「サバ」、香里奈「生意気なインコ」などかなりギリギリな線を踏んでいるのだ。

ところが昨年辺りから有吉はあだ名ネタを減らして毒舌トークへと方向転換した節がある。全くではないが以前に比べてあだ名を命名する場面は極端に少なくなったのである。6月14日放送のテレビ「ロンドンハーツ」でテーマ『人としてセンスがなさそうな男』の格付け発表人として登場した有吉弘行に対して、一般女性アンケートから「あだ名をつけるセンスは天才的だが、最近見られないのが悲しい」という内容が紹介された。すると有吉は「それには、タレントさんにもっと頑張ってもらわないと!」と答えたのだ。「最近のタレントはあだ名をつける個性が足りないってことだよね?」とMCのロンブー淳が共感を示していた。これが有吉があだ名をつけることが激減した理由なのである。

しかし、有吉弘行も全くあだ名を封印したわけではない。最近も確かに個性的な相手にはあだ名をつけているのだ。昨年SMAPのテレビ番組でメンバーにつけたあだ名は話題となった。稲垣吾郎は「寿命短め」、草なぎ剛「エラ呼吸」、香取慎吾「マヨネーズビール」と実にうまいところをついている。木村拓哉に「月9バカ」とつけると中居正広は「ニセSMAP」と大物ほど危ないネーミングをするのも有吉らしい。他にも天才子役芦田愛菜ちゃんに「子どもの皮をかぶった子ども」、ミッツ・マングローブに「変態の大家さん」とつけたりもしているが、一昨年の春に先輩芸人、山崎邦正へつけた「実力不足」が秀逸だろうか。これからも個性的な相手が出る限り有吉弘行の「あだ名ネタ」は続くようだ。そういう個性派が登場することを期待したい。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)