先日第一子となる女児、ウィロウ・セイジちゃんを出産したばかりのシンガーソングライターのP!NK(31)が、今度はパパラッチに向かって吠えた。ウィロウちゃんの初フォトを撮ろうとするパパラッチ達のやり方が危険で目に余ると、彼らを非難する声明を公式ウェブサイトに掲載。一方で、自らウィロウちゃんのプライベート写真を芸能誌『People』に売って、ギャラを慈善事業に寄付するという「ブランジェリーナ」方式のやり方を取った。
モトクロスライダーのケアリー・ハート(35)との間に、第一子のウィロウちゃんを今月2日に出産したばかりのP!NK。9日、上半身裸で腕の全面にカラフルなタトゥーの入った夫のハートと、黒い肩脱ぎドレスを着たP!NKが、まさに産まれて数日後のウィロウちゃんを両手で大事そうに抱えるプライベート写真を撮影し、芸能誌『People』が24日発売号でその写真を掲載。話題となった。
しかし、この写真掲載の背景には、P!NKのパパラッチへのただならぬ「怒り」があった。『People』電子版が写真を掲載するのと時を同じくしてP!NKは公式ウェブサイトに、長い声明文を掲載。パパラッチを痛烈に非難したのだ。
その一部を紹介すると、「私達の娘のファーストショットを撮るために、パパラッチ達は私達を動揺させるような、驚くべきほどアグレッシブで、危険なやり方を取っているように見えるわ。ストーキングしたり、車で追いかけ回したり、私達の家の外で一日中、そして夜中座り込んでいたり。だからケアリーと私は、ウィロウのパーソナルフォトをリリースすることに決めたの。そして、得たお金をチャリティに寄付します。」とある。
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーも、子供達の写真を売って、同じようにギャラを慈善事業に寄付することで知られているが、P!NK夫妻は、今回のパーソナルフォト掲載のギャラを、マクドナルドが運営する難病の子供と家族を支援する宿泊施設『ロナルド・マクドナルド・ハウス』や、世界最大の自閉症児支援団体『Autism Speaks』に寄付するという。
P!NKは、セレブがいくら注目を浴びたとしても、イノセントな赤ちゃんの写真を勝手にパパラッチが撮ることに対してだけは、クリアに線引きがされるべき、と主張する。家や学校について来て、「フラッシュがたかれることに対して、実に無力な私達の娘」の写真を雑誌やブログに載せることは、「両親である我々の意志に反している。」と彼女は吠える。
先日も、息子の学校の中まで追いかけて来たパパラッチを振り払おうと、妊婦の女優トリ・スペリングが塀に追突する軽い自損事故を起こしたばかり。P!NKのパパラッチを憎む気持ちも良く理解出来るが、しかし、上の写真はその声明文が出された直後の23日に撮影されたもの。パパラッチ達は、やはりP!NKの気持ちなどどこ吹く風、アグレッシブにトライし続けていたようである…。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)