カリフォルニア州前知事のアーノルド・シュワルツェネッガー(63)が、ケネディ一族のメンバーであるマリア・シュライヴァー(55)と離婚を前提に別居に入った。あれだけ互いに惚れこんで結婚したカップルであったが、夫婦仲は “やはり” 3年ほど前からギクシャクしていたようだ。
元々、シュワちゃんの州知事立候補も賛成していなかった妻のマリア。LAでのセレブ暮らしを愛し、北カリフォルニアに位置する州都サクラメントへの移住も嫌がり、シュワちゃんはビジネス・ジェットでの遠距離通勤を長年強いられていた。
だが今年1月には州知事を退任し、家庭でゆっくりゴロゴロするようになったシュワちゃん。こうなると家庭の空気が変わり、緊張感が生まれることは洋の東西を問わない。これはやはり、日本でもよくある熟年離婚の典型例か。
だが「それではない」、という情報が不動産業界で流れている。LAはブレントウッドに広大な敷地にある、セキュリティー・ゲート付きの約14500平方フィートという大豪邸を2002年に486万ドルで購入していたシュワ夫妻。だが今から2年前、「2000万ドル程度で売却のチャンスがあれば連絡して欲しい」と不動産会社に相談を持ち掛け、その時にマリアは自分が暮らす家を物色したい様子であったため、誰もが別居に入ることを予想していたという。
そんなマリアについては、よりビバリーヒルズに近いセンチュリー・シティ地区のウィルシャー・ブルヴァード沿いにそびえる、タワータイプのコンドミニアムを数か月前に購入していたという情報が流れている。だがどうやら現在は、レンタルで契約したマリブ地区の家にいるものと思われる。
もっともこのマリアより、ハリウッドの世界に順調に戻れるのか否か、世間の注目は圧倒的にシュワちゃんに注がれている。また新しいガールフレンドとの噂が浮上することも必至であろう。彼が “独身貴族” らしい住まいをどこかに見つけた日には、パパラッチの張り込みは避けられまい。
思えば2008年、シュワちゃんは共和党が擁立した大統領候補のジョン・マケイン上院議員を、そしてマリアは民主党擁立のオバマ上院議員を支持した。この写真にマリアの “人となり” が表れているかも知れない。
また2009年の後半、マリアはやけにB級ニュースに登場するようになっていた。駐車違反はしょっちゅう。おまけに、運転中の携帯電話の使用を禁じるという法案を夫が成立させたばかりだというのに、堂々とそれを破って彼に大恥をかかせた。
その時人々は “シュワちゃん、また女性問題を起こして妻とトラブッているのでは?” と感じ、マリアの元から少しばかりひん曲った口元と、エイジングとともにどんどんこけて行く頬に、何かとても根性の醜い女を見ているように感じてしまったものである。
シュワちゃんの過去の浮気相手がメディアに関係をバラしたこともある。だが州知事の立場上私生活のグラつきはマズイ。まだ未成年の子だっている。そのような葛藤の中、しかし2010年後半には共に結婚指輪を外していた夫妻。3年どころか、実際はもっと長いこと仮面の夫婦を演じていた可能性もある。「ここまでお疲れ様でした」と労うことが相応しい破局なのかも知れない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)