米「TMZ」が数日前に報じた、ある有名人女性の運転中の姿。片手はハンドル、片手は携帯電話を耳に当て夢中で喋っている。この女性こそ、「運転中の携帯電話使用禁止条例」を決めたカリフォルニア州知事、アーノルド・シュワルツェネッガーの妻で、ケネディ家の血を継ぐマリア・シュライバーである。彼女は速やかに謝罪文を発表したが…。
シュワちゃんは『コマンドー』の大ヒットで仕事にも脂が乗っていた1986年、故ジョン・F・ケネディ元大統領の姪で、当時TVのニュース・アンカーであったマリア・シュライバーと結婚、2男2女をもうけている。
シュワちゃんが過去に署名し成立させた法案と言えば、死体への強姦を禁じたり、ティーンの肥満防止対策として州立高校での炭酸飲料販売を禁止したり。しかし、ノーベル賞受賞の可能性すら秘めた死刑囚へは、恩赦どころか執行命令を出してみたりも。
ただし、近年南カリフォルニアで続いた山火事では寝ずに消防活動の指揮を執る姿に信頼感が集まり、昨年の「運転中の携帯電話の使用を禁じる」という法案の成立では、州民の高い支持を得た。
だが、記憶に新しいマケイン対オバマの大統領選挙戦においては、妻マリアはオバマ支持、シュワちゃんはマケイン支持と、その頃から “協力しないファースト・レディ” として、夫婦仲を案じる報道まで流れていた。
そして今年5月、シュワちゃんは州の財政危機を脱出する目的も含め、マリファナの合法販売を検討したいと発表し、物議を醸した。あぶなっかしい政治手腕や政策を、いちいちケネディ家の力でフォローして来たマリア夫人も、ついにお手上げか…。
そんな中、突然シュワちゃんの顔に泥を塗るマリア夫人の行為が発覚した。彼女は車での携帯電話使用が一向にやめられないという、噂通りの写真が流出してしまったのだ。
初犯の罰金は20ドル、再犯は50ドルその他手数料が科せられることになるその法案、カリフォルニア州ハイウェイ・パトロール隊の発表によると、現在までに15万人以上が検挙されているという。こうしたことを受け、マリアはほどなく自身のウェブサイトに謝罪文を発表した。
「皆さんごめんなさい。この携帯電話はとても気に入って利用していたし、DVから女性の人権を守るという理念のもと、Women’s Conferenceでは私とパートナーシップを組んでくれていたVerizon社のものだったの。だからとても残念だけれど、これはVerizonショップにお返しすることにしたわ。古い携帯電話があったら、どなたでも私に連絡して?一緒にリサイクルに出しましょうよ。これが私流の迅速な行動ってやつね。ちゃんと崇高な目的を込めて発表しているのよ。」
この文言に、「TMZ」はさらに “マリアを許すべきか否か” というWEBアンケートを取ったが、55%がNo、許してよいとする人は45%にとどまった。プライドと気が強く、素直に謝れない性分の女性を妻にすると、政治家も本当に大変そうだ。
話が逸れて大変恐縮だが、このパトリック君は16歳になったばかりで父親譲りの長身にこのマスク。きっとブレークするでしょう!
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)