水無昭善は「おネエすぎるお坊さん」としてメディアにも登場して人気だが、本業はお寺の住職である。その関係で彼は何度も霊体験をしているというのだ。
15歳から仏教界に入った水無昭善は23歳の若さで密教の最高位とされる阿闍梨となった。すでに中学生の頃から周囲から頼られたという彼は今も、相談の依頼なども多く住職として多忙な日々を過ごしている。
その水無昭善が4月21日に放送されたテレビ「ダウンタウンDX」で、その常識では考えられない霊体験を話して周囲を驚かせた。
水無昭善は「職業柄(霊に)会うことが多い」と言う。彼の夢に貧乏神が出てきたことがある。髪を振り乱して、シミだらけの白い着物姿の男だった。
なんとその貧乏神が彼のパソコンを持って行こうとしたのだ。水無昭善は夢の中で念仏を唱えると貧乏神はパソコンを床に落として「クソッ!」とつぶやいて去ったのだ。
すぐに目が覚めた彼は急いでパソコンを確認したところ『ウイーン』と音を立てるだけで動かず、壊れてしまっていた。貧乏神は夢ではなく実際に部屋に来ていたのだろうか。
またある時は水無昭善がお寺の用事で出かけた先でホテルに泊まった時のことだ。彼は部屋に入ると天井に“落武者の霊”がいることに気づいた。
何度かそういう経験をしている彼は「あ~いる~」とうっとうしく感じたがそのまま眠ることにした。しかしその落武者の霊は、部屋の中を動き回ると壁を叩いたりして眠らせようとしないのである。
水無昭善が「言う事きかなかったら縛り上げるぞ。おとなしくしろ!」と一喝すると、霊は部屋から出て行った。
しかし、その後で落武者の霊は彼が寝付いた頃を見計らって戻ってくると、ドアをノックして嫌がらせをしたというのだ。
だが、水無昭善はそんな落武者の霊に対して寛大だった。「常識範囲内だからな…」と許してやったのである。
貧乏神に落武者の霊。水無昭善はそれを恐れるどころか退散させるのである。彼の常識を超えた霊体験には共演者も恐怖ではなく唖然とした表情を見せていた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)