3月22日火曜日のテレビ「笑っていいとも!」放送中に福島県で地震が発生。東京を含めた周辺地域に警戒を呼びかける速報番組に切り替わった。
東日本大震災後、1週間放送を控えていたお昼の人気バラエティ番組「笑っていいとも!」は今週3月21日から放送を再開していた。その矢先、2日目の22日に地震が発生してコーナーを進行中だったMCの中居正広も一時、呆然としていた。
番組はタレントのプライベートを当てるコーナーで「はいだしょうこが初めてテレビ出演したのは3歳だ」という話題で盛り上がったところだった。いきなり画面は変わりカメラは都内の街の様子を映したのだ。アナウンサーが「番組の途中ですが気象庁が緊急地震速報を発表しました」と速報を読み上げた。
「福島県で地震が確認 強い揺れに警戒してください」と繰り返し、東北、茨城、栃木、群馬、東京、千葉、神奈川、新潟で揺れていると警戒を呼びかけた。アナウンスでは都内新宿でも揺れを感じると伝えたがカメラでは確認できない程度の揺れではあった。5分程度経って再び「笑っていいとも!」のスタジオにカメラが戻ると観客、出演者ともに揺れは感じなかったようで落ち着いていた。
過去にも同番組放送中に地震で揺れたことはあったが、今回は大震災後のことだけに従来のように事務的に流すわけにも行かない。コーナー進行中だった中居正広もどう対応して良いか迷っていたようだ。しばし呆然とする彼に三村マサカズが「カチカチになってるよ。大丈夫?」と腕をつかむとようやく口を開いた。
中居は多少戸惑い気味に「先ほど関東地方に地震がありました。くれぐれも注意してください。弱いです」と口を開いたが、これにはタモリも苦笑して「いやいや関東地方じゃないと思うよ」と訂正する場面となった。
前日に「SMAP×SMAP」で『バラエティ番組の再開をどういうふうにするか』について悩みを口にしていた中居正広だけに、今回の出来事で“いいとものMC”としてどう進行したら良いか迷い、頭が真っ白になったようだ。
同番組に限らずしばらくは放送中や収録中に地震が発生する確率は高い。今後同じような状況でどう対応していくか番組関係者としても難しいところだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)