エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】KANも焦った! 渡辺美里のハンパない歌唱力で予想外な事態に。

歌手の渡辺美里は昨年デビュー25周年を迎えた。J-POP界では既にベテランの域に入る彼女だが、そのパワーは衰えを知らないようだ。先日LIVEイベントで共演したSTARDUST REVUE(スターダストレビュー)の根本要がそんな彼女の驚くべきエピソードを語った。

2月5日に福岡サンパレスで開催されたFM福岡主催の『おとなヘビーローテーションライブ』にはSTARDUST REVUE、石井竜也そして渡辺美里というベテラン歌手3組が出演した。
LIVE終了後に石井竜也は次の予定へと向かったが、渡辺美里と根本要は関係者と食事をすることになった。
その際に同席したFM福岡「MORNING JAM」のパーソナリティ、中島浩二が根本要から聞いた貴重なエピソードだ。

根本要といえば実力派ボーカリストとして知られるが、そんな彼さえも「渡辺美里の声は凄い」と言うほどに彼女の歌唱力は業界でも一目置かれているのだ。
根本要がそれを実感するような出来事について話した。

昨年10月、愛知県の清洲越四百年事業の関連イベントとして開催された『夢 花火 音楽祭 ~音市音座~』でのことだ。
出演者は小田和正、STARDUST REVUE、KAN、平松愛理、杉山清貴、渡辺美里らである。各自のヒット曲をメンバーがコラボして歌うという夢の競演が実現したのだ。
13曲目は小田和正の大ヒット曲「ラブ・ストーリーは突然に」で主旋律を渡辺美里が歌い、コーラスの中で最も難解なメロディラインである7度(と表現していた)をKANが担当した。
KANといえば「愛は勝つ」が代表曲として有名だが、隠れた名曲も多くミュージシャンからも尊敬される実力派シンガーソングライターである。
そのKANが7度のメロディラインを歌いこなすことに燃えたのだ。彼は何度も何度も練習してその難解な音階をついにモノにした。
そして本番となり「ラブ・ストーリーは突然に」のイントロが始まり主旋律を渡辺美里が歌いだしたのである。するとその歌唱力の凄さでハモろうと待ち構えていたKANは、自分の声が聞こえないという事態に気づき焦った。
なんとKANは咄嗟に判断して、渡辺美里の声が少しでも聞こえないように真横を向いて歌ったのである。
これが根本要が目撃したベテラン歌手もビックリの渡辺美里の歌唱力にまつわるエピソードだ。

彼女は最初のヒット曲「My Revolution」を今でもテレビ番組で歌うことが多いが、歌の厚みは年々増しているようにさえ感じる。次は30周年に向けてさらにパワーアップしそうな予感だ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)