12月24日に生放送された『MUSIC STATION SUPERLIVE 2010』にフォークデュオの「ゆず」が出演した。2曲を熱唱した彼らはライブでの定番『夏色』も披露して会場を盛り上げた。
この日、36組もの人気ミュージシャンが出演してクリスマスイブの夜を盛り上げた。それぞれの演奏曲は代表曲、ヒット曲を1曲歌い上げる者と2曲~3曲をメドレーで歌う場合とに別れた。
やはり、人気が高いミュージシャンは番組のヤマ場として数曲を歌って盛り上げるという設定なのだ。例えばAKB48は「Beginner」、「ポニーテールとシュシュ」、「ヘビーローテーション」とメドレーでヒット曲を披露して会場は一気にテンションが高まった。
SMAPは「This is love」を歌い、会場を駆け回りタッチありの大サービス。さらに無冠の名曲「オレンジ」をクリスマスプレゼントとして歌ってファンを感動させた。
そんな中で彼ら負けぬパフォーマンスを見せたのが、ゆずの2人だったのだ。岩沢厚治の作となる「from」を熱唱して日本を代表するJ-POPデュオの実力を見せつけ会場の雰囲気をがらっと変えた。
そして2曲目は北川悠仁がギターをクリスマスカラーのタンバリンに持ち替えて、彼らのデビュー曲で十八番でもある「夏色」を歌ったのだ。
「季節は冬だけど! やっぱり夏色!」と彼らのLIVEお決まりのパターンで突入すると、会場中央には1mはある巨大クラッカーが8本。北川が気持ちよくそれを打ちはなったから観客のテンションもマックスとなった。
この日どう見ても観客の3分の2はジャニーズファンと思われたが、ゆずのパフォーマンスには全員がノリノリで北川に合わせてジャンプする光景はまるで、ゆずのLIVE会場かのようだったのだ。
しかもかなりの時間枠を取った「夏色」ではアンコールがかかり、お決まりの「バカ! 番組の尺があるだろう!?」と北川が叫ぶパターンから「もう1回」コールを2度も行う徹底ぶりである。ゆずも、そしてファンも完全燃焼したに違いない。
ゆずは、タモリとは2007年のテレビ「笑っていいとも!」テレフォンショッキングのゲストで初対面。その際に話が進み「ミュージックステーション(Mステ)」へも初出演することとなった。その後、ゆずは「Mステ」へ何度か出演しているがトークが盛り上がることもありタモリもお気に入りなのだ。
楽曲作成、LIVE中心の音楽活動にこだわるゆずはあまりバラエティには出演しないが、「いいとも」と「Mステ」への出演が多いのもその関係かとも思われる。今回の『MUSIC STATION SUPERLIVE 2010』ではその期待に応えて見事にヤマ場を作って見せたのだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)