エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】「本当にコメディアンか? 」。寛平とめだかが米国入国時に疑われてとった行動。

アースマラソンに挑戦している芸人の間寛平(61)と池乃めだか(67)はお互いよしもとで活躍してきた古い仲だ。その池乃めだかがテレビ番組で2人が米国に行った時に税関で問い詰められたエピソードを明かした。

間寛平には「アメマ~」、「カイ~の」、「アヘアヘアヘ」などギャグも多いが、彼の風貌を生かした猿のマネをするネタも持っている。また池乃めだかは身長150cmと言われるその体格を生かしたネタで知られるが、猫のマネをするネタも有名だ。
11月23日放送の「踊る!さんま御殿!!」に出演した池乃めだかは、長年よしもとで活動してきた間寛平とのエピソードを話した。

特に地元大阪では芸人ならではの苦労も多い。例えば池乃めだかがある日、スナックに飲みに行きカウンターに座るとまず出て来たのがおしぼりや飲み物でなく「ミカンがコロコロ転がってきた」という。不思議に思いママを見ると「やるんでしょ? 猫?」と催促されたのだ。
間寛平にも同様のことは多く、2人でファミレスに行った時のことだ。ウエイトレスが寛平にだけバナナを持ってきた。めだかが「いいなあ、なんで俺にはくれへんの」と寛平を羨ましがると寛平が「違うのや」と目で後ろを見ろという。めだかが振り向いて確認すると、そこには壁に隠れて寛平が「猿のマネ」をするのを見ようと待つウエイトレスたちの目があった。
芸人にはこのように普段の生活でも周囲から「面白いことをするゾ」という期待の目が向けられるのだ。そして多くの場合それはプレッシャーとなるのである。

しかし、その芸で助かることもある。間寛平と池乃めだかが2人で米国に行った時のことだ。空港の税関でチェックされるために多くの旅行者が列を作っていた。
そこで寛平が不審に思われて足止めをくらったのである。税関職員が「しょっちゅうアメリカに来ているが仕事はなんだ?」と寛平に問いただすのである。寛平が「コメディアン」と言っても彼は「本当か? あまりに多く入国しすぎている」と怪しむのだ。
それを見ていた池乃めだかが「そうか分かった」と「シャーッッ」と猫が引っ掻くマネをして見せたのである。すると寛平がそれに対して「ウキーッ」と猿が怒って威嚇するマネをする。2人で十八番の猫と猿のケンカをやって見せたのだ。

突然始まった2人のパフォーマンスを見て税関の「黒人の怖そうな風貌の人」も『WA!HAHAHAHAHAHA!!!』と腹を抱えて大笑いした。
彼は2人はコメディアンだと納得して『プリーズ』と税関を通してくれたのだ。まさに『お笑いに国境は無い』を証明するかのようなエピソードである。
間寛平もアースマラソンから来年1月には戻る予定だ。マラソンの話とあわせて彼が世界中で振りまいたお笑いエピソードも聞けることだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)