AKB48の指原莉乃と北原里英がテレビ番組に出演して営業での苦労話などを明かした。彼女達はアイドルとはいえドラマ出演などで人気のあるメンバーとの違いに不満がたまっているようだ。
11月23日放送された「踊る!さんま御殿!!」にAKB48の指原莉乃と北原里英が出演した。2人は所属チームが違うのであまり活動を共にすることはないのだが、事務所が同じ太田プロということで共演したようだ。
同番組にはAKB48のメンバーがこれまでにも出演したが、指原と北原はこれまでのメンバーとは様子が違っていたのだ。2人は日頃の不満をぶちまけるかのように本音トークを繰り広げて司会の明石家さんまを驚かせたのである。
指原莉乃は「キャピキャピした仕事ばかりと思われるけど、体を張っていることを知って欲しい」と日頃の営業について語った。
彼女は『サウナで巨大プリンを作る』という企画では銭湯に数時間籠もっていたこともあるというのだ。
さらに周囲を驚かせたのが「渋谷のど真ん中でゴム手袋をかぶって鼻息で割ったり」していることだった。また、「巨大なヘビとチュー」する仕事もあったという。
指原はそういう苦労をしている自分とAKB48でも人気のある大島優子や前田敦子と比べて「人気出るのは結局はドラマに出てる人じゃないですか」と不満を吐き出したのだ。
涙目で話す彼女にさんまも「ちょっと。ちょっと」と不安そうに声をかけた。ゲストの芸人ピース綾部も「ケッコウ今、そこそこのこと言ってるよ!」と放送ギリギリの発言を心配した。
さんまは「きっと、いつかは認められるって」とフォローしたが指原は「もし自分の顔が前田敦子だったらこういうことしなくていいと思う」と言い出したのだ。
「自分を卑下するな」とさんまから諭されると、指原も不満を吐き出し落ち着いたのか「アイドルもこういうことしてるんだとみなさんに知って欲しかったんです」と話をまとめようとした。
そんな指原にゲストのベテラン女優、夏樹陽子が自分のデビュー映画で「ゴミの山に捨てられる役をさせられた」ことを明かした。夏樹はその役が嫌だったが「私はゴミだ、ゴミだと思って溶け込んだ」と当時の苦労を話すと「だから風船くらいでめげずに頑張って!」と指原を励ましたのである。
指原は遠い存在の夏樹陽子が自分のために過去まで明かしてくれたことに感激していた。
ところが北原里英も不満を抱えていたのだ。指原に比べて全体におとなしくしていた彼女だったが、終盤に話し出した。
「私たちは『次世代のエース』とか紹介されてますけど、『ハシクレ』ですから」と強烈なひと言を口にしたのである。
彼女はAKB48を『格差社会』とも表現していた。たまっている不満は大きいようだ。
ただ、現実を見てみると前田敦子は1期、大島優子は2期から積み上げてきた人気があり、5期メンバーの指原莉乃と北原里英と違いがあるのは当然なのかもしれない。さんまが言うように「いつかは認められる」と考えて頑張るしかないだろう。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)