現在活動休止中のナインティナイン・岡村隆史が検査入院前の4月16日に福岡の地方ロケで親友の博多大吉らと共演した。番組は岡村への接待的な内容であり、彼も気心の知れた友人を相手に日頃口にしない不満を明かした。
岡村隆史(40)が検査入院から活動休止に入ったことが報道されたのは7月15日だった。そのわずか3か月前に福岡のローカル番組「ナイトシャッフル」で博多華丸・大吉が岡村隆史を接待しようという企画が行われた。番組では9月12日に岡村隆史の健康や仕事への不安などが語られたその内容を公開したのだ。
ナインティナインと博多華丸・大吉は吉本興業の同期であり、特に岡村と大吉は親友と認めあう仲なのである。どちらも結成して20周年を迎えるが特にナイナイはデビュー時から人気が出て多忙な日々が続いた。
岡村はその頃を「はんにゃとは比べものにならないくらい忙しかった」と若手売れっ子芸人はんにゃを引き合いに出して例えた。毎日4本~5本は仕事が入り寝る時間も無く、いつも楽屋で仮眠をとったという。場合によってはマイクの前で喋るだけで終わるような仕事になることもあり、客からクレームもあったそうだ。
その頃に比べると今はスケジュールも考慮されてきたが、それでも今年は多忙を極めた。岡村は映画「てぃだかんかん~海とサンゴと小さな奇跡~」で主演したことで一時期超過密スケジュールとなったのである。
彼のスケジュールの一部は
『水曜日めちゃイケ(東京)⇒木曜の早朝に終了⇒木曜の朝、映画の撮影で沖縄へ移動⇒その日の撮影を終えて夕方に東京へ戻り⇒夜のラジオに出演⇒深夜放送なので深夜3時に終わる⇒また沖縄に移動して撮影』
という全く余裕の無いハードスケジュールで、その上に彼が参ったのは飛行機だった。岡村は「飛行機に乗りすぎて痔になった。疲れが溜まって爆発してしまった」と心身ともにダメージを受けたことを明かした。この時点で彼の疲労はピークだったのだろう。
これほど仕事を多忙にこなしながらも、岡村は大吉と飲みながら「将来が怖い」と話すことが多い。この不景気で「いつレギュラー番組が終わるかわからない」という不安を抱える岡村は「ローカルの番組ってどうすれば出られるの?」と大吉に相談するのだ。ナイナイの人気が羨ましい立場の大吉もそんな相談をされて困っていた。
さらに岡村はいつまでも芸能界にいるつもりはないとまで言い出した。「上岡龍太郎さんみたいにスパーンとやめてやね!」といつまでもズルズルといるつもりはない。ただし「素敵な女性が現れたら」と話した。
このような岡村隆史の話の内容から感じられるのは、やはり長年走り続けてきた疲労が溜まり精神的にも弱気になっていたのではないだろうか。そこに過密スケジュールで痔を患い、さらに落ち込んだのだろう。
じっくりと療養してまた元気な姿を見せて欲しい。博多山笠で知られる櫛田神社を参拝した岡村隆史は、その時引いたおみくじが大吉であり『病気:信心すべし全快疑いなし』と出た。きっと復帰も近いはずだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)