エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】伊藤英明、福山雅治、ロンブー淳。結婚しない男たちの“肉食”事情。

結婚をしない人が増えている。経済的な問題や生活スタイルが変化することへのためらい、理想に見合う相手が見つからないなど、理由は様々あるとされる。それでは出会いにも収入にも困ってなさそうな独身芸能人はどんな結婚観を持っているのだろうか。

50歳時の未婚率を示し、生涯独身者数の指標となる生涯未婚率がここ数年で急上昇している。特に男性は顕著で、2005年の国勢調査では15.96%、年齢別では30代前半の約半数が未婚という統計結果が出ているのだ。晩婚化や非婚化の増加により今後さらに数値は高まると予想されているが、その傾向は男性芸能人の結婚観からもうかがい知ることができる。

9月15日放送の「グータンヌーボ」(フジテレビ系)では伊藤英明が自身の結婚観を語ったのだが、自らを「結婚には向いてない」と分析した。自分のペースで動けなくなるのが嫌なのだという。例えばカレーを毎日食べたいのにそうもいかなくなる。それに付き合ってくれる人がいても、それはそれで自分のワガママに付き合わせてしまっているため、結果自分も気を遣って疲れてしまうのだそうだ。
強い意志やこだわりを持つ伊藤は、どうやら周囲にとやかく何かを言われるのが一番嫌なようだ。オリンピックとW杯でそれぞれ注目を浴びた國母選手本田選手を引き合いに出し、彼らのスタイルやビッグマウスに対して世間が必要以上に騒ぎ立てたことに疑問を抱いたというから、外野にかまわず自分のペースを貫き通すことは伊藤が何よりも大切に考えていることなのだろう。しかしそこを譲歩したり気を遣うことになる結婚はやはり伊藤には不向きなのかもしれない。

「結婚したい芸能人」ランキングなどで毎回その名が挙がるも未だ独身を貫く福山雅治や、芸人屈指のモテ男とされるロンブーの田村淳も結婚願望がないことを以前に語ったことがある。
主な理由は偶然にも共に「既婚者が幸せそうに見えないから」というもの。結婚後、次第にぞんざいに変わっていく周囲の夫婦関係を目の当たりにし、結婚にポジティブなイメージを抱けなくなってしまったようだ。芸能人に限らず婚活に積極的になれない理由としては多そうだ。昔に比べ結婚に夢や価値を見出せなくなった人が増えたのは明らかだろう。漠然といつかは結婚したいと思っていても多様な問題を前にずるずると独身のまま歳を重ねる人は今後もっと増えそうである。

女性に対し夢見がちなところがあるという福山、ずっと恋愛をしていたいと語る淳、そして結婚を諦め気味の伊藤。彼らは芸能人らしく理想が高く、さらにそれを追い求めてしまうタイプだ。草食的な理由ではなく、肉食であるがゆえにもはや結婚というひとつの枠が窮屈なのではないだろうか。何より3人は独身生活を楽しんでいるようにみえるのだ。
(TechinsightJapan編集部 和田一蔵)