エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】成功率100%。アンジャ・渡部の計算しつくされたナンパ術。

練りあげられたコントで人気のアンジャッシュ。FMで帯番組を持つなど、なめらかな話術にも定評のある渡部だが、意外にも「地方でナンパをしまくっている」ことを暴露されてしまった。成功率100%という、巧妙な心理操作に基づいた渡部のナンパ術とは、一体どのようなものなのだろうか。

7月26日深夜放送の「芸人報道」で、少年少女の阿部に、「地方でナンパしまくってることが、女芸人の間で話題になっている」と暴露されたアンジャッシュ渡部。その渡部が「100%落とせる恋愛心理学」に基づいたナンパ術を披露した。

まずは「限定勧誘法」に基づいたナンパ術だ。たとえば「“1時間で”いいから飲みに行きませんか」とか「“30分で”いいからお茶しませんか」と、ラインを設けることで相手の警戒心が緩くなるという。
次に、「マストセレクトテクニック」を披露した渡部。ショップで主に使われるもので、店員が買う気のない客に「このシャツなら、黒と白、どちらがお客様に似合うと思いますか」と声をかけると、客は、そのシャツを着た自分をイメージする。そうすると、買うことに対してハードルが下がるのだそうだ。
女性に対しては「ぼくとデートするなら、映画と遊園地、どっちがいい?」と聞いてみる。どちらの答えが返ってきてもいい。肝心なのは「自分とのデートを想像させる」ことで、相手のハードルを下げる。二択で迫るのが有効なテクニックだという。
それから、街角でナンパをするときは、正面から向かうと敵対心が起こるので、後ろか横から声をかけるほうがいいらしい。デートをする時も対面に座るよりも、並んで座るほうがいい。特に寿司屋のカウンターは、目の前に並んでいるネタや壁にかかっている絵など、二人で共有する物が多いので、ぐっと心理的に近くなることができて効果が高いそうだ。

最後に渡部が、これらを総合した地方でのナンパテクニックを実践した。まずは道を歩く女性に「東京から来たので、この辺のことをよくわからないのですが」と声をかけて、繁華街の場所を聞く。次に「おいしいものを食べさせてくれるところはありますか」と聞く。店の場所を聞いたら、「道がよくわからないので案内してもらえませんか」。そして店の前まできたら、「一人では食べにくいので、おごりますので一緒に食べませんか」相手が「あまり時間がないので」と言ったら「パスタだけでいいですから」。実にスマートな流れであった。
熱心にメモを取りながら聞いていたサバンナ・高橋が、感動のあまり、「DVDを出してください」と言ったほどである。

確かに、渡部自身が“ゲスさがない”と言うように、正当なナンパ術である。相手の都合を優先させているし、強引すぎることもない。声をかけられたほうも嫌な気持ちはしない。その巧みな心理操作とスマートさは、計算されたアンジャッシュのコントに通じるものがあるだろう。

しかし、“ナンパをしまくっている”ようには見えない渡部である。声をかけられた女性は、渡部の甘いルックスにも警戒心が緩むことだろう。渡部の“草食系に見せかけた肉食系”という点も、ナンパにおいては強力な武器になるのかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 大藪春美)