話題のヒューマン・ドラマ『プレシャス』に主演した女優ガボレイ・シディベ(27)の母、アリス・タン・リドリーさんはニューヨークの地下鉄の駅で歌ってきた、いわゆる “サブウェイ・ミュージシャン”。歌手デビューの夢を捨てきれないアリスさんは、ついに15日、人気オーディション番組「America’s Got Talent」に登場した。
オーディションのステージに上がる前のアリスさんに、『プレシャス』でガボレイと共演したマライア・キャリーの夫、ニック・キャノンがインタビューを行った。だがそのしゃがれた声には “大丈夫かな” といった印象も。
「娘は一気に有名になっちゃったわね。でもこれは私自身の長年の夢よ。とにかく歌うことが好き。地下鉄を利用する人たちが、私の歌を聴いて喜んでくれることが何より幸福なの。」
サブウェイ・ミュージシャンになる前は、保育園の先生をしていたというアリスさん。現在58歳だが、スーザン・ボイルさんの成功例もある。またエイミー・ワインハウスの父ミッチさんも、念願叶ってこの度歌手デビューを果たした。遅咲きは全く問題ではない。
そしていよいよステージに上がったアリスさん。サブウェイ・ミュージシャン歴20年の歌心と、ど迫力の声量はまさに圧巻。満席の会場は拍手喝采となった。
YouTubeでもその様子が公開されているので、こちらからどうぞ。 http://www.youtube.com/watch?v=vBOYthKxQZA
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)