エンタがビタミン

writer : techinsight

【エンタがビタミン♪】「全てを自分のせいにしたい」市原隼人のすご過ぎる男気。

熱い男を演じさせたら若手ではナンバー1と言っても過言ではない俳優・市原隼人。どうやら熱いのは演技だけではないようだ。英語が話せないのに、ホテルも取らずにNYへ一人旅。「全部自分で突っ込んで行く姿勢が好き」と語る彼の男気は、たしかに役柄だけではなかった。

「ROOKIES」、「猿ロック」、そして新作映画「ボックス!」など、熱い男を演じ続ける市原隼人。その市原が、5月21日の「はなまるマーケット」で、NYに初めて一人で行った経験を語った。

撮影現場から離れた時に「刺激が足りない」と思い、一人旅をしようと思い立ったという市原。前から憧れていたブロードウェイにミュージカルを観に行こうと考え、なんと3日後にはNYに旅立った。
「全部自分で突っ込んで行く姿勢が好き」
市原はそう語る。

体当たりの経験を求めて、なんと英語が話せないのにNY行きを決行したのだ。ホテルも予約せずに行き当たりばったりで、現地の人と話しながら旅を続けたという。現地の人とコミュニケーションをとるのがまた楽しかったそうだ。重ねて言うが英語が話せないのである。市原隼人、大した度胸だ。

「自分でやる楽しさがあった」と、市原。
ミュージカルのチケットも自分で並んで取り、食事もあらかじめ決めて行かずに、その時食べたいと思ったものを食べたという。その男気ときたら、彼が演じてきた役柄の通りではないか。

早くから一人暮らしを始めたのも、
「全部自分のせいにしたかったから」
と、市原は言う。自分がやらなかったら、全部自分の責任になる状況をあえて作ってきた、と。一人旅もそのひとつだろう。

旅だけではない。人間どんな状況でも、誰かがそばにいれば心強いが、相手に頼ってしまったり、失敗したときはその人のせいにしてしまったりすることもあるだろう。それゆえ、市原は自分だけに責任がかかるような状況に自分を追い込み、自分を常に鍛え続けるのだろうか。

その手ごたえを積み重ねて、確実に自分のものにしたところに今の市原がいる。それがまた、役者としての彼に磨きをかけて行くだろう。
今後のさらなる成長が楽しみな役者である。
(TechinsightJapan編集部 大藪春美)